ミセルチカラの磨き方

2026/03/26

正解を探すほど、現実が動かないワケ

カテゴリー :コーチング

心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。

それ、今やることですか?

ここ数日の暖かさが桜の開花を進めたと思ったら、雨の寒さでまたちょっと足踏みかもしれませんね。

極端な少雨だったこの冬を思えば、雨は欠かせないとは思いますけれど「今じゃなくてもいいのに…」と思ってしまいます。

 

それは、今必要なことなんですか?

この質問、嫌味ではなく素直な問いとして私は繰り返し使っています。

それはどんな時かと言うと、「今度新しく〇〇を学ぼうと思っています」と言われたり、「〇〇はあった方がいいですか?」と聞かれたときです。

 

多くの場合、何か悩みを解決するための方法を探しているときに出てきます。

 

解決したいことが、「技術がない」「知識がない」ことが原因なら、新しい学びで自分の不足を埋めることを考えます。

会社が抱える問題が「制度がない」「仕組みがない」ということで起きるなら、新しい何かがあった方がいいと考えます。

いずれにしても、「〇〇がない」という原因が見えているので、解決するための正解を求めることになります。

 

もうひとつ、原因が分からない「見えない悩み」も存在します。

それは「〇〇なのに」というもの。

頑張っているのに、一生懸命やっているのに、努力しているのに。悩みの原因がはっきりしなかったりしますが、「解決方法」が欲しいことに変わりはありません。

 

「見える/見えない」で悩みを分類してみましたが、実は分類して答えを探し始めた瞬間に頭の中でこういうことを考え始めます。

これは正解なのか、不正解なのか。

これは合っているのか、合っていないのか。

言ってみれば、思考が評価モードに入ってしまうわけです。

 

ただこの評価モードには、「悩みを解決したい」のネックになることがあります。

それは「その場で完結してしまう」ということ。

正解として当たっていたとなれば、ちょっとスッキリします。当たっていなかったとなれば、モヤモヤが残ります。

どちらにしても何も変わりませんから、「自分の考えている通りじゃない」「自分の思っている通りじゃない」がずっと続くということになります。

 

そもそもこの「分類」というのは、整理する、理解する、比較するという役割のものです。

それを「悩み」に対してやるとどうなるか?

現状が動かないまま整う」ということになります。

 

だから、私は聞くわけです。

「それは、今必要なことなんですか?」

 

原因が見える悩みにしても、見えない悩みにしても「方法」が解決してくれることはもちろんあります。

でも、「解決方法=正解」と考えている限り、問題を整理して理解を深めることはできても、「〇〇がない」「〇〇なのに」は繰り返されます。

 

私が「それは、今必要なことなんですか?」と聞くのは、実は「そのズレを解消しないと!」という意味です。私の中では本質的な「ズレ」を感じているからです。

「えっ?ズレって何?」と思われたでしょうか。

残念ながら、悩みを分類しても、解決方法を見つけても、気づくことができない曲者なんです…その「ズレ」は。

 

長くなりそうなので、この「ズレ」については次回お伝えすることにします。

では、今日も1日お元気で。

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