ミセルチカラの磨き方

2026/04/30

「できない」で止まる人、「問い」で進む人

カテゴリー :コーチング

心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。

なぜ彼を見逃したのか?問いが生んだ差

連休もスタートしましたが、今日で4月も終わり。

新年度がスタートして、あっという間に1ヵ月が過ぎました。

 

年度替わりに新しい挑戦を始めるというのは、「気持ちも新たに」という意味では気合が入るものです。

今シーズンからメジャーリーグで大活躍中の村上宗隆選手も、そうかもしれません。

 

この村上選手について、おもしろい記事を見つけました。

「なぜ29球団は村上宗隆を見逃したのか?」というタイトルの記事。

アメリカのポッドキャストで話された内容でしたが、これはとても興味深い話でした。

 

各球団のGMが村上選手を遠ざけた理由のひとつとして上げていたのが、「村上選手は速い球を打てないという話が広がっていた」ということ。

日本では156キロから159キロの球を日常的に見るわけではないために「メジャー級の球速は打てない」という懸念が、各球団のGMを遠ざけたという分析です。

そして、この分析はこう続きます。

「『もし速球に適応する機会が与えられたらどうなるか?』という問いを自分たちに投げかけていませんでした。」

 

そう、そう!大事なのは「問い」ですよ。

視点を変える「問い」です。

最初に着目しているのは、「速い球は打てない」という「できないこと」からです。

「できないことだけ」に目を向けるのではなく、「できることから」目を向けてみるというのは、私は繰り返しお伝えしていますが、メジャーリーグのGMのみなさんにもお伝えしたかったですね~笑。

 

村上選手で言うなら、

・誰よりもボールを芯で捉えている

・打球速度も誰よりも上回っている

・四球を選べている

ということが「できること」として高評価されています。

 

「日本ではメジャー速度の球を日常的に見ない」という事実に対して、「球速の速い球に慣れていないから打てない」と解釈するのか、「球速の速い球に慣れる機会があったらどうか?」と視点を変えるのか。

村上選手に対して「速い球に慣れていませんが、慣れたら打てますか?」というのはただの質問です。自分達(今回の場合はGM)に村上選手のできない事だけに目を向けず、「もし速球に適応する機会が与えられたらどうなるか?」と考えるのが、視点を変える「問い」になるわけです。

違った角度から「問い」を投げかけることができるかどうかで結果は自ずと変わってきます

 

村上選手は「三振が多い」というのも事実です。現に三振が多くヒットもホームランも打てなければ、叩かれます。現在ア・リーグのホームラン数はトップですが、全162試合が終るときにどうなっているかはもちろん分かりません。

それでも、「近年は歴史的な低迷が続いている」と言われるホワイトソックスにとっては、この選択がどう作用するのか。

まさに「どんな問いで未来を見るか」が試されているのかもしれません。

 

結局のところ、未来を分けるのは、「何を見ているか」ではなく、「どんな問いを持っているか」とも言えます。

できない理由を積み上げる問いなのか、可能性を引き出す問いなのか。

同じ事実を前にしていても、問いが変われば、選択が変わり、その先の結果も変わっていきます。

村上宗隆選手の未来を分けたのも、能力そのものではなく、「どう問いを立てるか」だったのかもしれません。

 

視点を変える「問い」を投げかけられないと、曖昧な事実や勝手な解釈にどんどん流されていきます。

あなたは今、どんな問いで自分の可能性を見ていますか?

それでは、今日も1日お元気で。

 

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