ミセルチカラの磨き方
「何をやっているか」より「何を起こしているか」
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。

今週の日曜日、今年2回目となる歌のライブが終了しました。
初めてライブハウスで歌ったときには「自分へのご褒美」のつもりでしたが、音楽活動も11年目に突入。
応援してくれるお客様、ライブのサポートをしてくれるミュージシャン、沢山の支えがあってのこの年月です。
ほんとにウソみたいというか、夢のような話です。
ライブではオリジナル曲を含めていろいろ歌いますが、「洋美さんの歌はジャンルが広い」と言われます。
言われてみれば確かにそうかもしれません。
オリジナル曲はもちろん歌いますが、クラシックも唱歌もミュージカルも、ロックもシャンソンもポップスも歌謡曲も…。ジャンルで言うなら、メチャクチャです。
だから、私の歌を聴いたことが無い人に「どんなのを歌っているんですか?」と聞かれると、いつも困っていました。
相手は「ジャンル」を聞いているからです。
期待されているのは「ジャズです」「シャンソンです」という答え。でも、「ジャンル」で歌っていない私には、とても説明しにくいわけです。
実はこれって、仕事も同じだと思います。
多くは「何をやっているか」で整理しようとします。
「経営コンサルです」「マーケティングです」みたいなかんじ。仕事となればジャンルだけでなく、「専門性」や「肩書き」も合わせて「分類」されることになります。
もちろん、それが間違っているとは思っていませんが、外側の形式や分類は、私にとってはあまり重要ではありません。正直に言えば「どうでもいいこと」くらいに思っています。
あえて言うなら、「分類より前にあるもの」の方が大事。「何をやっているか」よりも「何を起こしているか」です。
…と言いつつ、これもまた難しい言い方をしているかもしれません。
歌は、ジャンル分けされた音楽を届けているのではなく、そこにいる人が何かを感じて自然に呼吸できる「場」をつくっています。
仕事は、ノウハウを渡しているのではなく、“ズレ”を見つけて、その人が本来の位置に戻ることをやっています。
だから、歌と仕事はまったく別物のようですが、「その人が、その人として立ち上がる」方向に向かって風を送り続けているということでは、何ら変わりません。
ただ、それを説明しようとすると難しいので、受け取る人によって、「歌の人」にもなるし、「言葉の人」にもなるし、「構造の人」にもなります。
「何をやっているか分からない人」という受け取り方だってあります。
でも本当は、全部同じ根っこ。自分の中では全部つながっていて、手段が違うだけのことなのですが、手段やジャンルで考える人にとっては、意味不明になります。
もっと言うなら、その外側の部分で考えているから、「軸がない」とか、「核がない」とか、「ブレる」ということで悩むことになると思っています。
「何者かになろう」とするより、自分の根っこから離れないことの方が大事なんです。
肩書きやジャンルは、あとから付いてくるもの。でも、自分の中でつながっているものは、最初からずっと同じです。
何をしているかは変わっても、何を大事にしているかは変わらない。
だから私はこれからも、歌ったり、言葉を書いたり、構造を整理したりしながら、「その人が、その人に戻る」ための風を送り続けていくのだと思います。
では、今日も1日お元気で。
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