ミセルチカラの磨き方

2019/01/25

思い込みを常に疑い、正しい解を謙虚に求め続ける

カテゴリー :お客様目線

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

思い込みを常に疑い、正しい解を謙虚に求め続ける
今年から始まった新企画「三人寄れば文殊の知恵の和」

私から毎回「問い」を出して、参加メンバーに「正解のない答え」を考えてもらっています。

「駅弁大会」を題材に問題を出したところ、「見たことも聞いたこともなかった」、「駅伝大会と勘違いしそうになりました」というコメントをもらいました。


題材として取り上げた「駅弁大会」は、毎年1月に京王百貨店新宿店にて開催される駅弁界の甲子園「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」のこと。

私は毎年のように通っており(笑)、テレビのニュースでも取り上げられたりしているので、皆さんよくご存知のことだと思っていました。

けれども、「皆も知っている」と思っているのは、私の勝手な思い込みにすぎず、「知らない人は知らないのだ」ということに改めて気づかされました。


会社でも、「お客様はこれぐらいは当然知っているだろう」と思って話を進めていても、実は相手の人にとっては初耳だったということがあります。

また、こちらは、「これはホームページにも書いてあるし・・・」と思っていても、お客様がホームページを読んでいるとは限りません。

そして、業界にとっては常識であっても、その業界のことをよく知らない人にとっては、「なぜ、そうなるのか?」と疑問に感じることがあります。


先日もクライアントさんとのセッションで、「繁忙期という言葉が魔法の言葉になっている」という話題になりました。

クライアントさんの会社では、今がまさに繁忙期。けれども、その「繁忙期」という言葉を使うことで、

  • 今はちゃんとできなくても仕方がない
  • この時期が終わらないと新しいことはできない
  • 業務改善なんてやっている場合ではない

という言い訳になっていたのです。


たとえ繁忙期がその会社にとっては常識であっても、そのことで、お客様への対応が疎かになる理由にはなりません。

今話題になっている厚生労働省の統計不正問題も、ある時点から不正が不正として認識されずに以前からの常識としてそのまま踏襲された恐れがあります。


自分の思い込みは常に見直して、正しい判断を基に行動する。
 

言葉にするのは簡単ですが、実践するのは言うほど簡単ではありません。いつも意識していないと、ついつい思い込みに流されてしまうので、気をつけましょう。
 

思い込みを見直すには、第三者を入れてチームを作ることも効果があります。詳しくは「こちら」

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