ミセルチカラの磨き方
「自分を正しく認識できない社長」が陥る無限ループ 〜他人軸の判断が経営を狂わせる〜
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
先週末、久しぶりに映画館で映画を見ました。
以前はインターネットで予約した後、当日映画館に設置されている機械でチケットを発行する方式でしたが、今回はスマホでQ Rコードをかざして入場する方式。
今やなんでもかんでもスマホがないと不便な世の中になったなぁと改めて実感しました。
さて、見た映画は大ヒット中のアニメ「鬼滅の刃、無限城編」。
ネタばれになるので、詳しいストーリーはあえて書きませんが、登場人物の価値観の中で、ちょっと気になるシーンがありました。
それは、「何を持って正しいと判断するか」という点です。
誰しも、自分のことを認めてくれたら、嬉しいし、逆に認めてくれなかったら、悔しかったり、嫌だなぁと感じたりします。
このため、
- 自分を認めてくれる人=良い人、正しい人
- 自分を認めてくれない人=悪い人、間違っている人
となりがちです。
どこかの国でも、似たようなことが起こっていますが(苦笑)、このような場合
相手の反応によって自分の判断が変わる
ことになります。
つまり、判断基準が自分以外の第三者に依存している状況です。
しかしながら、判断基準の中に第三者の言動が入っていると、
- 相手につけ入る隙を与える
- 自分は常に正しいという前提に立つので、成長しない恐れがある
- 上にはへつらい、下には見下す傾向が生まれる
ことになります。
そもそも、自分を認めてくれる人も、心底認めている人もいれば、何かしら意図を持って認めているような振りをする人もいます。
また、相手が教育的な見地からあえて苦言を呈したり、厳しい態度で接したりした際に、それを「あの人は自分を認めてくれない人だ」と捉えてしまうと、本来なら直した方が良い点があっても、気づかないままになります。
そして、動物的な直感として、相手が自分よりも強いと感じたら、へつらうことで認めてもらおうとし、自分よりも弱そうだと感じたら、強めな態度を示すことで、認めさせようとすることが多いです。
昨今は承認欲求が強い人が増えているそうですが、人の反応がどうであれ、自分はこれが正しいという価値判断の基準を持っていれば、仮に相手が自分の言動を認めてくれなかったとしても、「あの人は価値判断の基準が違うから、まぁ仕方ないよね」と捉えることができます。
もちろん、どうせなら認めてくれないより、認めてくれた方が嬉しいのは事実。けれども、そこで、正しいか正しくないか、良いか悪いかという相手に対する評価まで踏み込んでしまうと、そこから生まれるのは闘争です。
昨今は自分の主張を認めない相手を真っ向から否定するリーダーが増えているのが気になるところです。
「鬼滅の刃 無限城編」は三部作なので、鑑賞した第一部ではまだ闘争の途中。原作漫画は読んだので、最終結末は知っているのですが、やはり大画面で見る映像は迫力満点。
ものづくりでは苦戦することが多い昨今の日本ですが、アニメは世界的にも評価の高いコンテンツの一つです。まだ、ご覧になっていない方は映画館に行かれることをお勧めします。
なお、このブログの中で、言及した映画の登場人物が誰のことだかお分かりになった方は、「こちら」のセッションがお役に立ちます。ぜひ、ご自身の価値判断の基準を明らかにするきっかけとしていただければと思います。
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