ミセルチカラの磨き方

2019/01/31

コロコロ変わるの功罪を踏まえて、組織の崩壊を防ぐ

カテゴリー :マネジメント

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

コロコロ変わるの功罪を踏まえて、組織の崩壊を防ぐ

「昨日はN社の案件が最優先だったのに、今日はA社が最優先か・・・」

前職で勤めていた時のこと。GPSを使った商品の企画・開発をやるベンチャー企業だったのですが、優先事項がコロコロ変わっていました。

古いゲーム機器にGPS機能をつけて再活性化、バイク便の運行管理システム、鍵のいらない現金輸送車、子供の見守りサービスなど、いくつもの案件が同時並行的に進んでいました。

もちろん、これらのプロジェクトは相手先の関心の強さ、開発にかかるお金、技術的な難易度などが複雑にからみあっているため、A社との打合せが終わると優先順位が上がる(下がる)のは、やむをえない面があります。

私自身も、当時は「これがベンチャー企業の醍醐味か!」と思っていました。しかし、今振り返ると、多くのプロジェクトが中途半端に終わったという感じです。

最近読み直した新書「崩壊する組織にはみな『前兆』がある」には、

  • 沈黙する
  • ブンブン回る
  • 飾り立てる

といったような、企業組織の崩壊の前兆となる15の現象が書かれています。そして、崩壊の前兆の一つが、まさにコロコロ変わるでした。

筆者の今村英明氏は、「何事もコロコロ変えるような企業は、柔軟ではあるが、安定性に欠け、日々危機に瀕する可能性のある組織ともいえる」と指摘されています。

創業段階では、いろいろと分からないことも多く、日々刻々と状況も変わるため、コロコロ変わることもある程度やむを得ません。

しかし、いつもいつもコロコロ変わることで対応していると、いつのまにかそれが癖になってしまいますすると、本来集中して取り組まなければいけない時にも、コロコロ変わって余計な労力と時間を費やすという事態も起こります。

また、取引先からは「御社の方針は首尾一貫していませんね」という指摘を受けることがあります。私は前職で2年半いましたが、最初から最後まで「コロコロ変わる」という状況だけは変わりませんでした。

先の本は若いビジネスパーソン向けに書かれた本ですが、経営者が読んでも、「これって、ウチのことかも?」と思える現象が、事例を交えて、たいへん分かりやすく書かれています。週末の読書にお薦めの1冊です。

なお、もっとも危険な前兆は「沈黙する」ことであるというのが筆者である今村氏のご指摘。私も前職の時には「まあ当社では仕方ないかあ」と沈黙することが多かっただけに耳が痛いです。

 

安定した組織作りのためには、社外の力もご活用ください。詳しくは「こちら」です。

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