ミセルチカラの磨き方

2021/01/29

一所懸命頑張っているのになかなか認めてもらえない場合の解決方法

カテゴリー :セルフイメージ

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
一所懸命頑張っているのになかなか認めてもらえない場合の解決方法
一所懸命頑張っているのになかなか認めてもらえない

そういう経験は誰しも一度はあるかと思います。

この場合、要因は三つあります。

  1. やり方の問題
  2. 量の問題
  3. 自分の問題


最初の「やり方の問題」は

指示された内容をよく分かっていない
 ↓
出てきた成果物が相手の意図と違う

のように、前提に課題があることもあれば、内容は理解していても、アウトプットする段階で

仕事のやり方そのものがまずい

ために、相手にその価値が伝わらないといったケースもあります。

前者の「前提に課題がある」場合は、必ずしも本人の努力だけでは改善しません。お客さんであれ、上司であれ、「自分が相手にやってほしいことを正確に伝えられるとは限らない」からです。

このため、本人ができることとして、疑問な点があったら「これはこういう意味でしょうか?」と確認したり、「もしかすると、本当の目的はAではなく、Bなのではないか」と類推して、質問したりする聴く力が求められます。

一方、後者の「仕事のやり方そのものが悪い」場合は、専門家や先輩に教えてもらうなど、やり方やノウハウを知っている人の力を借りることが問題解決の早道です。

では、二番目の「量の問題」はどうでしょうか?

量の問題とは、「自分は『こんなに』やっている」という時の「こんなに」が自分基準で頑張っている量であって、実際には、まだまだ量的に足りていないというケースです。

世の中には「誰でも簡単にできます!」「1回の集客で500万円の売上獲得!」といったように、小さな努力で簡単に成果が上がることを謳い文句にしたセールスがあふれています。

中には詐欺まがいのものもありますが、まともな商品であっても、お客様の声として「言われた通りにやったら、私も年収が2倍になりました!!」という成功実例を載せていることがあります。

しかしながら、商品を売る側としては「言われた通りにやって5年後に、ようやく成果に結びつきました」では、見込み客から「この商品を使っても、すぐに成果は出ないのかぁ」と思われてしまうため、そのような事例は普通掲載しません。

このため

すぐに成果が出る事例ばかりに接する
 ↓
自分もすぐに成果が出ると錯覚する
 ↓
数回やって成果が出ないと、「自分はこんなに頑張っているのに成果が出ないのは商品が悪い」と商品に責任を転嫁する

ことがあります。

量の問題は、なかなか自分では気づきません。

このため、第三者から「それって量が足りないよね」と指摘されたり、自分より数倍量をこなしている人に接して「自分はまだまだ量が足りていない」と自覚したりすることが必要となります。

第三の「自分の問題」は、自分の「裏」で頑張っているケースです。

人は誰しも「自然と力を発揮できる姿」があります。一方で、「頑張ってもなかなか本来の力が出ない姿」があります。

我々はこれを「裏」と呼んでいるのですが、なんとなくは分かっていても「頑張ってもなかなか力が出ない姿」を、自分で正確に言葉で自覚している人は少数派です。

私の場合、銀行員時代に秘書室勤務になって以降、営業よりも管理部門的な仕事が中心になりました。

総務、人事、経理、財務といった管理部門の仕事は、言ってみれば「ちゃんとやるのが当たり前」の世界。一つでもミスがあると、「あいつは仕事ができない」という評価が下されてしまう仕事で、神経を使う割には達成感を得にくい感じがします。

私は特に希望していた訳ではなく、たまたま人事異動で、そういった仕事を経験することになりました。

すごく「ワクワクした」ことはないものの、「それなりに面白い」こともあったので、転職後も、そのような管理部門的な仕事をすることが多かったのです。そして、独立後に最初に取り組んだ仕事は資金調達を始めとする資金繰り対策でした。

しかしながら、その後いろいろな経緯を経て、「管理部門の仕事は自分が自然と力を発揮できる仕事ではない」ことに気づきます。

平均的なレベルと比較すれば、私は管理部門の仕事をきちんとやれる方に分類されるかと思います。けれども、それが好きか、嫌いかで言えば、どちらかと言えば、嫌いです(笑)。

そして、嫌いだからゆえに、そこはできるだけ効率化し、仕組み化して、マーケティングなど、もっと面白い仕事に時間を使おうという流れに繋がっています。

マーケティングでは

  • 自分のできること
  • 自分のやりたいこと
  • ニーズのあること

の三つの輪が重なる部分をやるのが良いと言われています。
マーケティング
しかしながら、私のように「自分のできること」が、頑張ってもなかなか本来の力が出ない仕事だけれど、過去の経験をベースになんとかやってきたという場合は気をつけましょう。

なぜなら、自分の「裏」で頑張っているので、「一所懸命頑張っているのになかなか認めてもらえない」状況に、どうしても陥りやすくなるからです。

なお、「やり方の問題」や「量の問題」については、他の専門家の方でも対応してくれます。一方、自分の「裏の問題」を解決できるのは弊社だけです!

自分の「裏の問題」の解決の糸口を見つけたい方は「知られざる『くすぶり感』の対処法」をご覧ください。

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