ミセルチカラの磨き方

2021/03/19

緊急事態宣言解除を受けて、「馬の耳に念仏」になっていないかを検証する

カテゴリー :マーケティング

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

緊急事態宣言解除を受けて、「馬の耳に念仏」になっていないかを検証する

一都三県を対象に発令されていた緊急事態宣言も、期限である3月21日に解除されることになりました。

つきましては、東京都に緊急事態宣言が発令中にお申し込みいただいた方に限り、期間限定の特別価格で対応している「CC(コアコンセプト)の体感セッション」も割安価格での受付は3月21日までになります。

体感セッションをご希望される場合は、ぜひ3月21日までにお申し込みいただければと思います。


さて、緊急事態宣言が解除される理由の一つとして、「これ以上延長しても、感染拡大の広がりを抑える効果があまり期待できない」ということがあげられています。

ニュースなどを見ていると、緊急事態宣言が出ているかどうかに関わらず

  • 外出を控える人は控える
  • 外出を控えない人は控えない

ことが分かります。


いくら国や自治体が呼びかけても強制力がない以上、そこは一人ひとりの判断に委ねられます。

ワクチンの接種が始まったとは言え、多くの人がワクチンを接種できる時期はまだ決まっていません。また、根本的な治療薬がない以上、一度かかると一定期間行動が制約される状況は何も変わっていません。

このため、緊急事態宣言の有無に関わらず、新型コロナウイルスにかかるリスクやかかった後のリスクが何か変わる訳ではありません。けれども、今まで外出を控えていた人の中の一定数は緊急事態宣言が解除された後、外出する回数を増やす可能性があります。

結局、人々が外出する回数を減らすという目的に限って言えば、緊急事態宣言は「緊急事態宣言発令中は極力外出を控えるが、発令していない時は積極的に外出する人」に対して一番効果があると言えます。


一方、弊社の期間限定の特別価格での対応。期間中に何人かの方からお申込みいただきました。

そして、このような期間限定の対応が効果があるのは「コンテンツには元々興味はあり、『いつか機会があったらやろう』と考えていた人」です。

つまり、元々興味のない人に関しては、期間限定の特別価格であろうが、たとえそれが無料であろうが、効果はありません。


マーケティングでご相談いただく際によくあるのは「値段が高いから売れないのでは?」というお悩み。

もちろん、見込み客の懐具合によって「その値段設定だとさすがに厳しいかも」ということはあります。けれども、多くは「たとえ値段を下げても、売れるとは限りません」というケースです。


この場合

  • その商品の価値を上手く伝えられていない

ことに加えて

  • その商品の価値が効果のある人に伝えていない

ことがあります。

つまり、「馬の耳に念仏」ではありませんが、「売る側は効果があると考えている対象」と「実はその効果が一番発揮される対象」がずれているということがあるのです。


ありがたい仏の教えも、残念ながら馬がそれを聞いたからといって速く走ってくれることにはなりません。

そして、この場合も、自分のやりたいことが

  • 仏の教えを広げること
  • 速く走る馬を育てること

のどちらなのかで次の打ち手が変わってきます。


したがって、「本当に自分のやりたいことは何なのか?」を自分が分かっていないと

  • 仏の教えを広げたいのに馬を対象に布教している
  • 速く走る馬を育てたいのに、念仏ばかり唱えている

ことになりかねません。

期間を区切っていろいろと試してみると、新たに分かることがあります。少なくとも、あまり効果がない行動を期限を設けずにダラダラ続けるのは避けましょう。


ちなみに、我々が実現したいのは「一人ひとりが自然体で成長しその真価を発揮する世界」です。関西弁で言うと「それでええやん」と皆がお互いにリスペクトすることで持っている力をそれぞれが活かせる世界。

コアコンセプトの発掘はその突破口になります。

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