ミセルチカラの磨き方
経営者がSNSで情報発信する際に意識したほうが良いことは?
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
先月末からクライアントさんがnoteを始められました。
目的の一つは「社内外に自分の考え方や仕事の内容を伝える」ことです。
noteのようなブログ形式のものから、TwitterやFacebookの投稿、そして、YouTubeのような動画配信など、今は個人がお金をかけずに情報発信するツールがたくさんあります。中には有名なYouTuberのように億単位のお金を稼いでいる人もおられます。
しかしながら、せっかく頑張って情報発信をしても、あまりよく知られていない人の場合
・投稿してもほとんど読まれない
・反応があまりない
・仕事になかなかつながらない
ケースが大半です。
このため、時には自己承認欲求を満たすために
・内容をかなり盛ってしまう
・過激な記事を投稿する
・タイトルやキャッチコピーを刺激的なものにする
ことが行われたりします。
SNSをどのように使うかは本人の自由。人を傷つけたり、公序良俗に反したりしない限りにおいては、好きなように使えば良いと私は考えています。
ただ、もし、社員やお客様に何かを伝えたいという目的があるなら「相手からはどのように見えるのか」という視点は絶対に欠かせません。
以前、ある広報担当の方は経営者に「Facebookで高級レストランに行ったというような投稿は差し控えてください」とアドバイスしました。
経営者ご本人には特に悪気があった訳ではありません。
ただ、グローバルに展開しているその会社で慣れない環境の中でも日々忙しく働いている社員がふとした拍子に、社長が高級レストランで美味しい料理を食べながら楽しそうに歓談している写真を見た時に、どう感じるのかについて、思いを馳せて欲しいというのが、その広報担当者の伝えたかった主旨です。
もちろん、そのような情報に接しても何とも思わない社員もいます。また、中には「いつかは自分もえらくなって社長のようになりたい」と奮起する社員もいるかもしれません。
けれども、やはり「自分たちは夜遅くまで、こんなに頑張っているのに社長はお気楽でいいよなぁ」と思う社員が人数的には多いのではないでしょうか。
これは一つの事例ですが、たとえ「いいね」やコメントがつかなくても、見ている人は見ています。実際、先日もあるSNSでつながった経営者の方とお話した際、「あまり反応はしてませんが、投稿は時々拝見しています」と言われました。
たかがSNS、されどSNS。
無料で使えるものも多い中、せっかく自分の情報を発信するなら、
- 最も力を発揮する自分
- 人から「こう見られたい」という自分
を意識して取り組みましょう。
なお、クライアントさんのnoteは初めて書かれたとは思えないくらい、とても分かりやすい文章です。
私は10年以上前にブログを書き始めましたが、その時の文章をいま読み返すと、堅苦しすぎて気恥ずかしくなります(汗)。当然のことながら、当時はほとんど読まれていませんでした。
しかしながら、いま私がその投稿を読み返すと「自分も少しは成長したかなぁ」と実感できます。
習うより慣れて続けよ。
第三者の目を意識して情報を発信するのは最初は難しいかもしれません。そして、頑張って発信した情報もすぐに役立たないかもしれません。
けれども、一つ確実に言えることは「その情報発信は自分の資産となり、必ず未来のあなたには役立つものになる」です。
なお、会社として有効な情報発信を続けていきたいとお考えの方は「こちら」をご参照ください。
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