ミセルチカラの磨き方
経営者の言葉が「響く」かどうかを決めるもの
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
新緑がまぶしい季節というのは本当にいいものですね。
緑豊かな我が家の周りでは、緑がキラッキラしています。
連休中、朝食を取りながらテレビを見ていていたときのこと。
夫婦そろって釘付けになりました…何に?
現代美術家の松山智一さんのインタビューです。
現在開催中の美術展のCMをよく目にしていたので、まばゆい色彩の絵を描いているということくらいは知っていました。ただ私は美術には疎いので、詳しくは知らない人です。
作品世界にも感心したのですが、食べる手が止まるくらい引き込まれたのは、彼が語る「想い」です。
作品として発表する人には作品に込める想いというものがあるものです。
単に「想い」と言ってしまうと随分薄っぺらな印象になってしまいますが、「自分の中にあるすべてがつながって語っている」という熱を一言一句に感じさせます。
語られた内容もよかったのですけれど、「なぜそんなに聞いている人を惹きこむのか?」ということにも興味が引き付けられます。
アーティストとしての活動を始めたのはニューヨーク。まだ何者でもなく、日本人である彼は常にマイノリティであったとインタビューの中では話されていました。
きっとそういう中でキャリアを積んでいくにあたっては、自分にとことん向き合う必要があったのだろうと想像できます。自分の背景もアイデンティティも全て自分が納得した上で作品としての表現になっていることも分かります。
現代美術家として作品を通してメッセージを伝えるだけに留まらず、彼は「自分の言葉で語れる」「自分の言葉で伝える」ことができる!
ここが何よりもすごいと思わされました。
自分の中にある大切な想いはもちろん、作品に対する考え方、作品を通して伝えたいメッセージ、全てが1本の太い紐でつながっているかのように次々に出てきます。
「想いを言葉にするって、まさにこういうことだ!」と唸るしかありませんでした。
「想いを言葉にする」というのは、私がずっと取り組んでいることです。
丁寧につないでいけば、想いは必ず言葉にすることはできます。でも、想いを言葉にした後に、それを語ることができるかというと、どうでしょうか…。
「ときどきは語る」「断片的に語る」ということもあれば、「語ることを忘れる」「語らなくなる」ということもあります。いずれにしても、残念な状態です。
言い続けることの大切さは自分で分かるしかありませんが、自分の「想い」を自分の言葉で語ることのかっこよさ、自分の「やりたい」自分の言葉で伝えることの素晴らしさはお手本のようでした。
もうね…衝撃を受けると同時に憧れました。
松山智一という人にくぎ付けになっていたとき、残念だったのはインタービューをする側のアナウンサー。
彼の話を聞いた後、「それは〇〇ということなんですね」と話をまとめるのですけれど、どれも見当違い…というか、ズレている。
だから松山さん自身も「そうですね」とは言えないことが度々。「いや、そうじゃなくて…」って言いたいのでしょうが、決してそうは言わず、伝わっていないと思われることを根気強く、熱く話されていました。
なぜ、アナウンサーはそうなるか?
表面的なことでしか理解していないからです。う~ん、残念。
「自分の想いを自分の言葉にする」だけじゃ足りないので、「自分の想いを自分の言葉にして語れる」を目指しましょう!
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それでは、今日も1日お元気で。
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