ミセルチカラの磨き方

2018/10/15

深層価値観であるコアコンセプトとは?

カテゴリー :コアコンセプト

コアコンセプトとは一人ひとりが持っているオリジナルの価値判断の基準。自分を理解し、相手を理解するための最適な言葉になります。

深層価値観であるコアコンセプトとは?

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

弊社でよく使うコアコンセプト。我々は深層価値観であるコアコンセプトを、一人ひとりが持っているオリジナルの価値判断の基準と定義しています。

 

先日もセミナーで、「北朝鮮からミサイルが飛んでくるのはなぜ嫌なのか?」というワークをやりました。

日本人であれば、誰しも北朝鮮からミサイルが飛んでくるのは「嫌だ」と思います。けれども、人によって、どこが一番嫌なのかというポイントは異なります。

「家族が危険にさらされるのが嫌だ」、「不意に起こるのが嫌だ」、「理不尽な行動が嫌だ」、「それに備えて余計なお金を使うのが嫌だ」・・・。

10人いれば10人とも同じ事象に対して、嫌な理由が違うのは、その人が持っている価値判断の基準が違うからです。

 

普段はあまり意識していませんが、何かを思考し、行動する前の段階では、必ず感情が動いています。ワクワクする楽しい感情もあれば、モヤモヤする不快な感情もあります。そして、どこでその感情が動くのかは人によって様々です。

 

我々は事実を言葉を通して理解しています

例えば、目の前に水があっても、水という言葉を知らない限り、事実として存在する水を水として認識できません。そして、水とはこういうものだという言葉の意味と一緒に事実を認識しています。

これは、たとえ事実が人であっても同じです。人である自分を理解しようとする時には、言葉が必要になります。

 

血液型A型の私。日本人である私。うお座の私。A大学を卒業した私。B社に勤めている私。

我々はいろいろな言葉を通して、「自分はこういう人だ」と認識します。けれども、たとえ同じA型でもいろいろな人がいたり、同じ星座でも性格が違うように、特定のカテゴリーで自分を定義しようとしても、なかなかぴったりとはまらないという現実があります。

 

コンサルティングやコーチングでは、クライアントさんが行動して、実際に結果に結びついてこそなんぼの世界。そのため、弊社でも「どんな人なのか」を理解するために、いろいろと研究を重ねています。

自分自身も、ストレングスファインダーで自分の強みを知ろうとしたり、サイグラムを使ってコミュニケーションの質を高めたり、脳科学の講座に通って、脳タイプや脳のフィルターを勉強したりもしました。

そして、

一番自分を理解し、相手を理解するために最適なのがコアコンセプトである

という結論に至ったので、現在ではこれをサービスの起点に置いています。

 

コアコンセプトの場合は、自分で自分に向き合い、深掘りする必要があります。このため、血液型や生年月日による判断のように、すぐに分かるというものではありません。また、人によって、言葉の辞書が違うので、似たような言葉でも、その人が一番しっくりくる言葉を見つけるには時間がかかります。

 

弊社では、通常の場合、3ヵ月(月2回ベース)でコアコンセプトを発掘しますが、見つかった後は、みなさん、「いろいろなことがつながってきた」、「スーパーオリジナルですね」という感想を述べられます。

見つけるのはけっして簡単ではありません。けれども、絶対に見つけたいという思いがあれば、必ず見つかるのが、自分の一番深いところにある核コアコンセプトです。

 

「コアコンセプト・マーケティング&マネジメント」の概要は「こちら」をご覧下さい。

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