ミセルチカラの磨き方

2018/10/20

コアコンセプトを知って、コンプレックスを昇華させる

カテゴリー :紐付ける

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

コアコンセプトを知って、コンプレックスを昇華させる

深層価値観であるコアコンセプトが分かった後、皆さんが共通しておっしゃるのは、「いろいろなことがつながってきた」

 

私のコアコンセプトは、表は自然体、裏は強要です。

これが分かった後、私の中で起業に関する2つのコンプレックスが解消されました。

その2つとは

  1. 熱い理念を持って起業したのではない
  2. 起業した後の事業内容がいろいろと変遷している

です。

 

まず、最初の起業した時の経緯ですが、私の場合、勤めていた会社の資金繰りが悪化し、給料も止まってしまう中、「もう社長に振り回されるのは嫌だ」と思って、勢いのまま起業しました。このため、「私は〇〇がしたいです!」という熱い理念を持って、起業したのではありません。

しかし、私のコアコンセプトが分かってから、会社の業績が悪くなったがために、起業したというのは一つのきっかけであったと解釈できるようになりました。

なぜなら、サラリーマンの場合、多少の強弱はあるにせよ、「強要」の世界にいます。社員であれば部長の、部長であっても社長の命令には従わざるを得ません。結局のところ、自分の好きなように、思った通りの仕事を「自然体」でやりたければ、独立して起業するのは、必然だったと考えられたからです。

 

次に起業した後の事業内容。会社としては最初の資金繰り対策から始まって、業務改善、社内体制の構築に取り組んできました。

これも、「資金調達専門の会社です」、「業務プロセスの改善が得意です」、「組織の構築運営に特化しています」という会社と比べると、「いろいろやっているけれど、結局あんたのところは何をやってくれる会社なの?」というふうに思われていたかもしれません。

 

けれども、自分のコアコンセプトが分かった後、

  • 資金繰りで困ったり、業務が上手く流れなかったり、社員が思ったように動いてくれなかったりすることで、経営者は本来の力を発揮できないことがある
  • その要因を一つひとつ取り除いて、経営者が自然体で力を発揮できる状況にすることが、会社の仕事である

と思えるようになりました。

そして、業務内容の見せ方も今までとは変えることになり、結果的に質量ともに、より大きな仕事にも取り組めるようになってきたのです。

 

また、余談ですが、プライベートでも一つの謎が解けました。

私の場合、髪の毛が薄いので、増毛剤を始めとして、いろいろな手を打ってきました。時には30万円以上の費用をかけて、頭皮の血流を良くするという治療を受けたこともあります。けれども、不思議と昔からカツラをつけようと思ったことは一度もありません。

しかし、自分のコアコンセプトの表が自然体だと分かってからは、「カツラ=不自然」であるため、カツラは避けていたのだと妙に納得した次第です(笑)。

 

このように、コアコンセプトが分かると、仕事の面でも、プライベートの面でも、いろいろなことが自分の中でつながり、「なるほど!そうだったのか」と得心のいくことが増えていきます。いろいろな課題を自分の中で、しっかりと消化することができるので、悩みを次へのステップとして昇華させることができるのです。

自分の深層のところにある部分を言葉として切り出したことで、客観的、俯瞰的に自分を見つめ直すことが可能になります。その結果、課題に直面しても、自分にとっては、より理解しやすい回路が自然とできるからではないかと推察しています。

 

「コアコンセプト・マーケティング&マネジメント」の概要は「こちら」をご覧下さい。

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