ミセルチカラの磨き方

2026/02/19

「失敗談がないと弱い」は本当か?

カテゴリー :プロファイリング

心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。

世界観はドラマを必要としない

三寒四温とは言うものの、気温の振れ幅がすごいですね。身体を整えるだけでも一苦労というかんじがします。

 

ここのところ「言語化」の話をずっとしていて、そこから「世界観」へとつながってきていますけれど、「あなたの世界観って何?」って言われたら、どう答えますか?

私達は「世界観」をこんな風に使っています。

「この絵の世界観が好き」

「この人の世界観が好き」

「この歌詞の世界観が好き」

 

でもこれは、何か説明を聞いて好きになっているんじゃないですよね。何かを感じ取っているわけです。

それなら、「自分の何を、自社の何を感じ取ってもらえばいいのか?」という疑問もわいてきますし、考えます。

言葉で説明する、つまり言語化することにもなるわけですが、そういう中で出てきたのが「ストーリーを語る」ということだと思います。

 

マーケティングでも、ある時期からやたらに言われ始めました。

ストーリーを語れ!」って。

 

この「ストーリーを語れ」と言われ始めた時に「自分には語れるような大したストーリーはない」って思った人もいたはずです。

マーケティング的には、ストーリーは共感を生んで、感情を動かすことができます。そして、記憶にも残ります。「ストーリーは誰にでもある」って考えたら、「ストーリーが無い」ということはありませんから、ストーリーを語ることは大事なことだと思います。

 

でも、この「ストーリーを語る」上で、推奨されるものがありました。

失敗談を語れ」です。

 

現に、私は何度も言われたことがあります。

「失敗からの成功っていう話はないんですか?」

「人は成功しただけの話に興味は持ちませんよ。」

 

「失敗→どん底→復活→成功」

その型に当てはまらないと「物語が弱い」みたいに言われます。

でも、それはストーリーのフォーマットの話でしかないと思うんです。人の価値の話じゃない!

 

私は「言語化は技術ではない」と言っていますが、このフォーマットに当てはめた言語化は「瞬間的な感情を動かす技術」だと思っています。

確かに、劇的な転落からの復活は「素晴らしい」と思います。でも、「選ばれる理由」はそれだけとは限りません。感情を煽る物語よりも、そこにその人やその会社の「一貫性」があることの方が大事だと思うからです。

 

ここでようやく「世界観」です。

「世界観」は派手な失敗がなくても立ち上がります。どん底を経験していなくても立ち上がります。

なぜなら、「世界観」は自分の中にある基準や一貫性だから。出来事ではないということです。

ストーリーは過去の話。でも、世界観は今もずっと続いている話。

 

だから、声を大にして言いましょう。

世界観はドラマを必要としない!

 

なぜそう言えるのか。

ストーリーは消費されますが、世界観は積み上がります。

ストーリーは一回で終わりますが、世界観は関わるほどに深まります。

ストーリーは「へぇ」で終っても、世界観は「いいなぁ~好きだな~」で残ります。

 

「ストーリーを語ること」を否定するつもりはありません。大事です。

でも、「あなたが語るストーリーに世界観はありますか?」と問いたい。
 

世界観は、ドラマの強さでは決まりません。

「一貫して変わらないもの」が隠れずに現れているかどうか。

  • 何を意味あることと捉えるか。
  • 何を美しいと感じるか。
  • 何を許せないと感じるか。
  • 何を優先するか。

その基準と一貫性がそのままに表れているからこそ「世界観」と言えるのだと思います。


「世界観」について詳しくは「こちら」をご覧ください。
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自分の世界観を言葉にする

それでは、今日も1日お元気で。

 

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