ミセルチカラの磨き方
意思に頼る経営は続かない—成果を生む経営者は「時間」で意思決定する
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

経営が失速する会社は、突然崩れるわけではありません。「やるべきことが後回しになる」状態が、静かに積み重なった結果です。
優先順位をつけて仕事をすることは基本ですが、現実には1週間経ってみると、「やらなきゃ」と思っていた仕事ができていないことがあります。
優先順位の高い仕事が一つであれば、まずそれに取り組めば良いのですが、たいてい優先順位の高い仕事は複数あります。
その際、複数の仕事をバランス良く進めたいなら、「時間割を作る」のがお勧めです。
例えば、優先順位の高い仕事がA、 B、 C と3つあった場合。
1日8時間とすれば
1.8時〜10時は仕事A
2.10時〜12時は仕事B
昼休みを1時間挟んで
3.13時〜15時は仕事C
4.15時〜17時はその他
として、予め時間を区切って取り組むことです。
それぞれ
・終了時間が来たら、途中でもいったん止めて、次の仕事に取り掛かる
・予定よりも進まなかった仕事は最後のその他の時間に追加で対応する
ことで、振り返った際に、「あれは手付かずだった」という状況を回避できます。
また、ダラダラやるのではなく、2時間なら2時間と時間を区切ることで、「ここまでは必ず終わらせよう」という意識が自然と働いて、仕事の効率も上がります。
そして、余白の時間を予め設定しておくことで、仕事中に中断しなければならない事態が起きても、リカバリーすることも可能になります。
前述の事例は1日単位で説明しましたが、これは1週間単位でも同じ。
1.毎週火曜日には必ず仕事Dを行う
2.都合が悪かった場合は、その週の金曜日に仕事Dを行う
と予め決めておくことで、仕事の漏れを防げます。
あるクライアントさんでは大口の案件を優先して取り組んでいたために、その他の案件のフォローアップが後回しになり、全体として売上が下がる時期がありました。
会社としては、売上も利益も大きくなるので、どうしても金額的に大きい仕事を優先したくなります。けれども、あまりにもそこに集中し過ぎてしまうと、その案件を失注した際にかえって会社の収益を悪化させることもあります。
実は私自身も目の前にある仕事を優先し過ぎたために、
将来に向けての集客にかける時間が減った→優先順位の高かった仕事が終わった際に業績が伸び悩んだ
ことがありました。
優先順位の高い仕事という場合、どうしても現在取り組んでいる仕事や期限が迫っている仕事を優先しがちです。
しかしながら、中長期的に見たら、期限はまだ先の仕事でも、早めに着手しないと簡単にはできないけれど大切な仕事もあれば、集客のように継続的に取り組むことで初めて成果につながる仕事もあります。
また、人は本能的に「楽」を求めるので、
- 慣れていることやすぐにできること→優先する
- 初めてのことや手間のかかること→優先しない
傾向があります。
一方で、初めての仕事や手間のかかる仕事も、いったん始めてみると、取り掛かる前に想像していたよりも、スムーズにできることも多いです。
今年が始まって早くも約1ヵ月半が経過。もし、「やろうと思っていた、あの仕事はまだできていないなぁ」という自覚があるなら、来週から
時間割を決めて取り組む
ことから始めましょう。
「明日やろうはバカやろう」とおっしゃる方もおられますが、「やろう」という意思に依存するのは危険。自分の意思に依存し過ぎず
やる時間を決める→その時間が来たら四の五の言わずにやる
方が確実に前進します。
優先順位をつけることは、多くの経営者が実践しています。しかし、時間まで設計している経営者は決して多くありません。
経営は、日々の意思決定の積み重ねです。その意思決定を支えているのが、時間の使い方だとしたら、あなたは今、どのような未来に時間を投じているでしょうか。
経営は、ときに一人で考え続けるには重すぎる問いを含みます。そんなとき、思考を整理する対話の存在が、意思決定を支えてくれることもあります。
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