ミセルチカラの磨き方

2019/05/11

欲のために目が曇ると、間違った決断を下す

カテゴリー :マネジメント

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

欲に負けると、間違った決断をする

「次にお待ちの二名のお客様を先にご案内したいのですが、よろしいですか?」

「いいも悪いも仕方ないですよね」

「ですよね!一応許可取りたかっただけですから・・・」

「???」

買い物に行ったついでに家族三人で某すき焼き屋さんに食事に行った時のこと。普段なら予約をしなくても、すぐに入れるのですが、どうも大人数の予約が入っていたらしく、満席の状況でした。

待つこと30分。次は自分たちの番だと思っていたところ、「今二名の席しか空いていないので」というフレーズに次いで、係の人と交わしたのが先の会話です。

「文句を言われるのが嫌だから先に待っている人の了解を取りたい」という本音は分かるものの、まさに「お兄ちゃん、それを言っちゃあおしまいよ」という感じです(笑)。

しかし、その日は朝から「今日はすき焼きを食べよう」という気分だったし、既に30分も待っています。今さら、「他の店に行こう」という決断ができなかったので、我慢して更に待つことにしました。

そして、その後も待っている間に「???」と思うようなお店側のトンチンカンな対応が続き、待っている他のお客さんから、「今度は何て言ってきたんですか?」と、聞かれる始末。

結局40分ほど待たされた挙句に個室に通され、「この個室は2時から予約のお客さんが入っているので」という言葉にせかされながら、30分で食事を済ませて店を出ました。

「すき焼きを食べたい」という欲に負けて、間違った決断をしたとおおいに反省です。

ところで、会社で仕事をやる場合においても、​​​​​​​欲に負けて間違った決断をすることがあります。

特に、資金繰りが厳しくて「どうしてもお金が欲しい」という欲がある時に、「本来ならやりたくない仕事だけどやらざるを得ない」というケースは要注意です。

「この会社ちょっと変だなあ」と感じても、「まあ、ウチにとっては大きい売上だし」と考えて仕事を受けた場合など、次から次へと嫌な思いをします。

私が前職のベンチャー企業に勤めていた際、ある上場会社からのお話がありました。

新興市場に上場しているその会社、ある方からは「あの会社、あまり評判は良くないよ」というアドバイスをもらっていました。けれども、会社としては「初の大型案件なのでやろう」という決断を下し、結果的には後で強烈なしっぺ返しを受けることに・・・。

欲がある時は、どうしても見たい現実しか見ないという傾向があります。

会社で決断をする時には、​​​​​​​欲のために目が曇っていないか一歩引いて冷静に見直す余裕を持ちましょう。

 

自分の思考の癖の大元が分かると、より冷静な決断が下せます。詳しくは「こちら」をご覧ください。

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