ミセルチカラの磨き方

2019/10/11

情報開示の姿勢から会社の経営方針を読み取る

カテゴリー :マネジメント

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

情報開示の姿勢から会社の経営方針を読み取る
「コンサルタント・士業など同業者のご参加はご遠慮ください。」

セミナーのご案内いただいて、申込ページを見ると、よく記載されている文言です。貴重なノウハウを盗まれないための防御策かと思います。


このような文言が入っているセミナーには私は基本的には申込みしません。

けれども、ある会社からのご案内で講師の先生が一度お話を聞いてみたいと以前から思っていた経営者の方でした。

セミナーの内容も会社のノウハウを説明するというものではなかったので、文言があったにも関わらず、遠慮しないで(笑)申込みしました。会社の経営者として、ぜひ先輩経営者のお話をお聞きしたいと思ったのです。

すると、しばらくしてから、主催する会社から「今回は参加をお断りします」というメールが届いたのです。


会社として、どこまでを情報を開示し、どこからを開示しないかを決めるのは非常に難しいところです。

メーカーなど技術的なノウハウを持っている会社の場合、どうやって会社のノウハウを守るのかについて、かなり神経を使っておられます。特許を出す際にも、一定期間が過ぎると特許の内容が開示されるので、会社のブラックボックスをどうするかは高度な経営判断が求められます。


一方で、我々のような形のないノウハウの場合、ある程度情報開示しないと、興味を持ってくれる見込み客が増えません。

しかし、すべてをディスクローズすると、ノウハウを盗まれて、自社の見込み客を競合先に奪われる恐れがあります。

本当に自社のノウハウを死守したいのであれば、メルマガなども一切発行しないのがベストです。また、セミナーのページで「同業者はお断り」とするのではなく、メルマガの登録の時点で「同業者はお断り」とした方がベターです。


実は前述のセミナー参加を断られた会社の場合、私がメルマガ登録したのではなく、その会社の社長とある会合で名刺交換したご縁でセミナーを案内されたのです。

お知らせいただいても、参加できないのであれば、お互いに時間と労力のムダなので、そこは配慮してほしい旨メールをお送りしたところ、その後一切メールは来なくなりました。

このあたりの情報開示のコントロールの基準は会社の経営方針によります


ちなみに、来週10月17日(木)13:30~15:30で開催する弊社のセミナー「社員が社長の顔色ではなく、お客様の気持ちを汲んで行動する会社組織にするための3つのステップ&27個のチェックポイント」

上記の青色部分をクリックしていただくとお分かりになるのですが、「3つのステップ&27個のチェックポイント」については、既に情報開示しています。

「3つのステップと27個のチェックポイント」を見て、「なるほど!これなら自分でできる!!」と思われた方は参考にしていただいて、経営改革をどんどん進めてほしいと考えています。

そして、セミナーで主にお伝えするのは、これらのやり方に辿りついた根本的な考え方です。それは、具体的なやり方の背景にある抽象的な概念や構造を理解した方が応用できる範囲が広いからです。


2、3時間程度のセミナーに参加して、その真髄が分かってしまうようなノウハウであれば、そもそも底が浅いものです。

また、「オリジナルのノウハウです」「当社独自のメソッドです」と言っても、そのほとんどは誰かがどこかで論じている理論の焼き直しだったりします。

それが「同業者のご参加お断り」のセミナーに私が行かない理由の一つです。


ちなみに、弊社のセミナーは内容は経営者向けですが、「コンサルタント・士業など同業者のご参加は大歓迎です!」ご質問事項があれば、セミナー中および、セミナー終了後もすべてお答えします。

ご興味があってご都合のつく方は、業種・職種に関わらずご参加いただければ、嬉しく思います。
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「社員が社長の顔色ではなく、お客様の気持ちを汲んで行動する会社組織にするための3つのステップ&27個のチェックポイント」は「こちら」をクリックしてご覧ください。

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