ミセルチカラの磨き方

2022/04/14

母の出した高度な「なぞなぞ」の答えは意外にも・・・

カテゴリー :マーケティング

心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。

母の出した高度な「なぞなぞ」の答えは意外にも・・・

この季節、徐々に春らしさが増してくるはずですが、ここ数日は春を通り越しての夏日。

「季節を愛でる」という日本人の感覚が失われるようです。


先日、高齢者ホームに住む母からの電話で、何か持ってきてほしいものがあるということが分かりました。

ただ伝えれば済むだけの話なのですが、母は脳梗塞の後遺症で言葉がうまく出てきません。だから、「お互いに理解できる」が、かなり難しいこともあります。

この時の母の依頼も、かなり難易度が高いものでした。


母は普段やさしくしお世話をしてくださるホームのスタッフの方に何かをあげたいのだということは分かったのですが、その「何か」を母は言えないので、一生懸命にヒントを伝えてくれました。

・私は持っているけれど、自分(母)は持っていない
・私も夫も使っているけれど、自分(母)は使っていない
・家にある
・買うものではない
・食べ物ではない
・いつも(日常的に)使うものではない
・外で使う
・毎日持っている


高度な「なぞなぞ」のようですけれど、みなさんは母が持ってきてほしい「何か」が分かりましたか?

実は母が持ってきてほしかったもの、「お金」でした。つまり、スタッフの方にお礼としてお渡ししたかったみたいです。

過去には母から「お土産を持ってきて」と言われたことがあったので、私は「品物である」と思い込み、「謎のもの」を想像していました。


まったく分からず「考えておくね」で電話を切ること3日。ようやく3日目に「お金」であることが判明しました。

「お金」だったことにも驚きましたが、私が分かるまで伝え続けたことにも驚きました。うまく話せない母が「スッとした~」と言ったのは、まさに本音だったと思います。


「お金を持ってきて」と簡単に言えない母が「お金」を説明するために時間をかけ、不自由な言葉で伝える姿に感動してしまいました。

そして、改めて仕事にも言えることだと思いました。

自社のビジネスであれ、商品であれ、サービスであれ、どれだけの言葉を尽くしてそれを伝えているでしょうか?

強み、価値、理念、ビジョン、ミッション、パーパス、クレド等々、見えないものを言葉にすることはいろいろあったにしても、「どんな言葉を選んで伝えるか」をどれほど深く考えているでしょうか?


どんなに耳障り良い言葉、かっこいい言葉が並んだとしても、そこに心意気がなかったら伝わらない!

それをもっと深く受け止めなければいけないと改めて思います。


「ありがとうの気持ちを伝えたい」が母の心意気。

こちらが分かるまで伝え続けてくれましたけれど、もちろん、お金を持っていくことはできません。

せっかく伝えたのに叶わないと分かった母は、また言いました。「お土産忘れんと持ってきてね」って。


伝える言葉、伝わる言葉にする時に一番ネックになるのは自分の思い込みです。思い込みの発見がビジネスを変えることもあります。
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PRサポート事業では、客観的な観点から価値を掘り下げるので、自社商品に対する思い込みが見つかることもあります。
 

さて、母のところでは「心づけの品お断り」なので、困ったな~と思う私です。

それでは、今日も一日お元気で!

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