ミセルチカラの磨き方

2023/08/04

広報と財務の共通点は実績と解釈におけるバランス感覚にあり

カテゴリー :マネジメント

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

広報と財務の共通点とは?
「失敗するプレスリリースに共通するのは『主張が強すぎる』ことだ」

元新聞記者で現在広報の専門家としてご活躍の方がSNSで投稿されていました。


この投稿を読んで私が感じたのは

広報と財務は似ているかも?」

です。


広報活動の代表的なものがプレスリリース、財務活動の代表的なものが事業計画です。

どちらも「実績と計画」、言い換えれば

  • 実績:事実
  • 計画:解釈

の部分からなります。


実績の部分から言えば、

×:たくさん売れた

〇:10,000個以上売れた

です。

10,000個を多いと思う人もいれば、「えぅ、たった10,000個なの?」と感じる人もいます。

つまり、実績の部分を書く際には解釈はできるだけ排除し、客観的な事実を記載することがポイントになります。

 

実績で大切なのは共有すること。

10,000個という数字を共有することで次を読んでもらうことになります。

実績の部分で自己主張が強すぎると、かえって逆効果です。


一方で、計画の部分。ここは、プレスリリースであれ、事業計画であれ、誰に読んでもらうかによって書き方が変わります。

事業計画で言えば

・銀行から借入するために銀行員に読んでもらう

・出資を受けるために投資家に読んでもらう

のとでは、大きく違ってきます。


一般的な投資家はハイリターンを求めているので、「5年後には売上が10倍になります」といった事業計画でないと、興味を持ちません。

しかしながら、そのような事業計画を銀行に持っていくと、「もうちょっと、現実的な数字を出してください」と言われる可能性があります。


計画(解釈)の部分に求められるのは共感です。

相手が投資家であれば、多少実現が無理そうな計画であっても「それは面白い!」と共感してくれるかもしれません。

ただし、相手が銀行員の場合は、過去の実績をベースにした、より堅実な計画でないと、なかなか共感してくれません。


プレスリリースの場合も、会社の取り組み姿勢や商品の可能性に共感して「一度話を聞いてみたい」と思ってもらわなければ、取材につながりません。

このため、一人よがりで自己主張ばかりが目立つプレスリリースは敬遠されがちです。

それゆえ、プレスリリースを書くサポートをさせていただいている際、商品への熱い思いを語る社長さんに「社長、その思いはよく分かります。けれども、その件はプレスリリースには書かずに、取材された際にぜひお話しましょう」とお伝えすることがあります。


実績(事実)は客観的な視点から「共有」を意識する。

計画(解釈)は読み手の思いも頭に入れて「共感」を意識する。

広報と財務は一見すると、違う仕事に見えますが、バランス感覚を持って会社の価値を高め、持続的な成長につなげていくという点では同じです。


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