ミセルチカラの磨き方
「6人目の嵐」が教えてくれるビジネスの本質
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。

各地で桜の開花が始まりました。
東京は今日にも開花宣言がありそうですが、どうでしょうか。
♪サクラ咲ケ僕の胸の中に~♪と口ずさみたくなります。
この歌、アイドルグループ「嵐」の曲です。
活動を終える「嵐」のラストコンサートツアーが札幌からスタートしたニュースを目にします。
札幌は3日間で15万人。宿泊施設、観光地の混雑はもちろんですが、公共交通機関まで「嵐シフト」という特別運行になっているそうですから、その影響力も経済効果も大変なものです。
「「嵐」に学ぶマーケテイングの本質」という本があります。
著者は射場 瞬さん。2021年に発売されました。ちょうど「嵐」が活動を休止している期間です。
なんだかおもしろそうだな~と思って、私は発売当初に読みました。
「嵐」が今のような不動のポジションに居続けたのには様々な要因があります。
やり方も含めて戦略があったわけですが、この本の中で特に印象に残っている一言がこれ。
「ブランドが存在するのは人の頭の中」
本の中では「嵐」というブランドを人の頭の中につくり上げていくために、何をどう作っていったのかということが詳しく書かれています。
中でも「嵐ブランド」の核になったのが、「5人で嵐+6人目の嵐」というもの。
「5人で嵐」は「メンバーの絆」が核だと分かりますが、「6人目の嵐」というのが、ファンの位置づけです。
つまり、「嵐」というブランドは5人のメンバーとファン一人ひとりと共につくり上げていくものという「共創」が核になっているということ。
ステージで繰り広げられる歌やダンスは目に見えるものです。
歌の色合いやダンスがそれぞれに違ったとしても、見て聴くことで分かります。
でも、その見えるものも含めて「嵐ってこういうもの」というのは、はっきりとした形としては見えません。見えないけれど、確実にファンの頭の中に出来上がり、長い間崩れなかったわけです。
逆に考えるなら、「嵐ってこうだよね」のために必要だったのは、この核となる考え方であり、それに沿った方向性であり、嵐としての姿勢です。
そして、形として見えない「嵐ってこうだよね」を言葉にしたものが、「5人で嵐+6人目の嵐」という軸です。
これがなかったら、時流に乗っかる、流行りの方法に手を出す、何をやるにしても必ずブレます。
ファンに「6人目の嵐」でいてもらうためには、どんなことをすればいいか、何をしたら喜んでもらえるかを考えることが「嵐」というブランドのすべての起点になったと思います。
そして、この軸があるからこそ、ファンは6人目の「嵐」という場所から離れては行かないと考えられます。「嵐」というブランドの一翼を担っているわけですから、単なる応援では留まらないわけです。
どんなビジネスであっても、これは同じこと。
自社を、自社の商品を人の頭の中に存在するものにするために、目に見えるものばかりに力を入れてないでしょうか?
目に見えるものの売り方ばかりを考えていないでしょうか?
目に見えないけれど、つくり上げていくものにはそれをつくるための補助が必要です。それが言葉。
ただ耳障りの良いだけの言葉ではなく、ビジネスの軸となり、ビジネスの世界観となる言葉です。
「嵐」がやってきたことは、どんなビジネスにも共通してできることです。本質を見逃してしまっていたら、「嵐」はトップを走り続けられなかったはず。26年半の積み重ねの奥には、ブレない軸があったということです。
「5人で嵐+6人目の嵐」
あなたのビジネスの軸はどんな言葉になっていますか?
言葉になってない時は、こちらを。
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では、今日も1日お元気で。
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