ミセルチカラの磨き方
AIで分析、でも判断するのはあなたです
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
「やっぱり自然の風のほうがいいよね~」と言いながら、数日エアコンを使わずに過ごしましたけれど、猛暑は容赦なく舞い戻る!
それに合わせたように、随分長い間頑張ってくれた我が家のエアコンもそのつとめを終えることになりました。
便利で性能の良い新しいものは家電に限らず、私達の日常に浸透していることを見せつけられる…それがAIです。
先頃LINEヤフー・ソフトバンクでは、業務におけるAI利用を義務化することが発表されました。
業務の効率化ということでは、効果が期待できるのは間違いありません。同時に、社員は各自100個のアプリをつくるということも言われていましたから、ますます「AIを武器に出来る人」と「出来ない人」の差が開いてゆくことも想像できます。
ひとつの企業においてもそうですが、国として考えてもアメリカや中国、EU各国と比較すると著しくAI導入率の低い日本は「AIを武器に出来ていない国」になっている現状が分ります。
「だからどうなの?」というかんじですが、「AIを使えるところは使う」という私としては、大きな力にできるかどうかは、使う人の使い方、向き合い方次第だと思っています。
ただ、「使い方」「向き合い方」とひとことで言ってもいろいろ。
テレビで見た若い女性は、恋愛相談をしていました。意中の人から送られてきたメッセージの文言をAIに読ませて、どれくらい相手に脈があるかを分析させるわけです。
日頃からこういうやりとりをしているようなので、AIは「〇ちゃん、これは脈ありだよ!大丈夫だよ!」と回答します。その女性曰く、「ChatGPT無しでは暮らせない」
IT企業を立ち上げた若い男性はChatGPTで作成した事業計画を元にビジネスをスタートしたものの、資金も尽き、婚約解消で住むところも追われ、事業は失敗したそう。
その男性曰く、「ChatGPTの計画でそこそこ行けると思った」
どちらも驚きです…まぁ、驚きの種類は違いますけれど。特に起業した男性に至っては、驚きを通り越してあきれてしまいます。
自分で起業してこうしたいという想いも、行動をすることも素晴らしいことです。でも、事業が立ち行かなくなったことを、AIの責任とでも言うつもりでしょうか。
そう考えると、まったく知らない人ですけれど悲しくなります。
想いだけあって行動しないよりも一歩進んでいるとは言え、使い方、向き合い方を間違えば、AIに依存するだけになります。AIの力をどこまで借りるのかの判断は自分が下すわけですから、最終的には自分の頭で考え抜くことができないと!
こういう話を知るにつけ、「自分の心意気に沿ったビジネスの方向性を自分で理解していること」が本当に大事だと思います。
日頃からクライアントさんの心意気をビジネスに活かす私としては、クライアントさんと繰り返し対話を重ねながら、その事業に対する想いや方向性が明確になるプロセスはワクワクします。
そしてそれを言語化していくのは、「コトノハ職人」の真骨頂。本当に愉しいですし、やりがいを感じます。
クライアントさん自身とその人のお客様になる人たちの「未来」を形にしていくことに他なりませんから!
AIに委ねるのはどこまでなのか?
自分の力を発揮するための正解を持っているのはAIじゃありません。そして自分とお客様の未来を形にするのもAIじゃありません。あなた自身です!
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本当に自分が感じたことを、自分の言葉で言わずにAIに考えてもらうことを便利だと思いますか?
私はゾッとします。自分の持てる力を放棄しているようなものですから。
では、今日も1日お元気で。
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