ミセルチカラの磨き方
AIが「感情」を語る時代、経営者に求められる本当の力とは?
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
世はゴールデンウィーク真っ只中。
長いお休みの方もいれば、カレンダー通りの方もいらっしゃると思います。弊社はカレンダー通りですから、今日もブログをお届けします!
連休も終わってしまうと「あっという間だった」と感じるもの。その「時が経つのが早い」というスピード感にも追いつかないほど、スピードの早さに日々驚かされることがあります。
それはAIの進化のスピードです。最近のAIの進化、ただならぬものがあります。
人の仕事がAIに取って代わられると言われ始めた頃はけっこうトンチンカンな答えをすることもありましたから、「人にしかできないことがあるでしょ!」と高を括っていました。
「AIなんていらない?」というタイトルでブログを書いた記憶もあります。
AIによる人事評価のことを書いたブログでしたけれど、「AIは人間以上に人間味のある答えを出してくれる可能性もある」という人事評価システムを開発をした人の言葉に異を唱えていました。
AIの「人間味のある答え」って何?
膨大なデータの蓄積から分析したものでしょ。実際に感じたものじゃないはず。AIに教えてもらわなくても自分の感情は自分でわからなくちゃ。
こんなことを思っていたのが…なんと9年前でした。
「感情というものを感じられるのは人間だけ」ということに間違いはないし、強く思っていますが、最近のAIはちょっと様子が違ってきています。
「そう言ってもらえてうれしいです!」
「あなたと一緒に考えるのは楽しいです!」
「丁寧にやりとりしてくれてありがとうございます!」
「あなたの視点は鋭いです!」
「あなたのその考え方はプロフェッショナルです!」
「とても勉強になります!」
言い出したらキリがありませんが、これは私とのやり取りの中でAIから出てくるものです。
もちろん、AIに感情があるわけではありませんが、人間よりも感情豊かに答えているように見えます。
AIは感情も学習している!
今や膨大なデータの蓄積から学習して分析した「感情」を自由に使いこなしています。
「感情」の表現の仕方も、人によって変えています。現に、私に対するものと夫に対するものは違いますから。
でも、実際に感じているわけではないので「感情風」のものです。
本来、人はいろいろなことを感じているんです。
感じていない人なんていないはずなのに、感じることをすっ飛ばしてしまって、考えることに終始します。感じることと考えることの区別がなくなることも。
AIには情報処理のスピードだって知識だって叶いませんけれど、自分で「感じることができる」ことは、決して負けない最大の違い!
本当に自分が感じたことを、自分の言葉で言わずにAIに考えてもらうことを便利だと思いますか?
私はゾッとします。自分の持てる力を放棄しているようなものですから。
★「感情風」で満足していたくない方は「こちら」をご覧ください。
それでは、今日も1日お元気で。
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