ミセルチカラの磨き方
「課題を先送りする会社」が成長できない本当の理由|痛みを乗り越えた先にある未来とは?
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
■本気でなければ解決なし
コンサルタントの仕事とは、言ってしまえば「悩みの解決」。企業が抱える課題に対して、解決策を提示し、伴走しながら変革を支援する、それがプロの仕事。でも、ここにひとつ大きな落とし穴があります。
それは、「当の本人が、本気で解決したいと思っているかどうか」は、別問題だということです。
言葉では「なんとかしたい」「変えたい」と言っていても、よくよく話を聞いてみると、
・なるべくお金をかけずにやりたい
・自分は手を動かさずに済ませたい
・痛みを伴う改革はちょっと…
といった条件が山ほど出てきます。
人は基本的に、変化を恐れます。できれば現状維持で、手間もお金もかけずに済ませたい。でも、経営における課題というのは、そんなに都合よく痛みゼロで解決できるものではありません。
むしろ、問題の根が深いほどそれなりのコストは必要ですし、経営者自らが先頭に立たなければ進みませんし、何より「痛み」を避けては通れません。
現状が100%理想ではないと頭では分かっていても、「まあ、このくらいならまだ大丈夫」と感じるうちは、人は行動を起こしません。けれども、課題は放っておけば自然に消えていくものではありません。むしろ、先送りすればするほど問題は大きく、複雑になっていく。
水漏れを見て見ぬふりをしていたら、気づいた頃には天井が落ちていた。そんなことになりかねないのです。
■「成長が止まる会社」の共通点
私がこれまで多くの中小企業の経営に関わってきて、はっきりと言えることがあります。
それは、「痛みを避ける会社は、いずれ成長が止まる」ということです。
どんなに優れたノウハウや戦略があっても、「今はその時期じゃない」「うちはうちのやり方がある」と、痛みに向き合うことを避けているうちは、現状維持が精一杯。少しずつ外部環境の変化に取り残されていきます。
一方で、成長し続ける会社は、共通してこう言います。
「これは厳しい。でも、今やらなきゃいけないよね」
覚悟を決めて、痛みに堪えてでも課題に立ち向かう。その繰り返しが、強くてしなやかな会社をつくるのです。
■痛みは一時、変化は一生
ここで、ひとつ問いかけてみてください。
「その課題、3年後の未来にも持ち越しますか?」
この質問に「さすがにそれは困る」と感じるなら、今こそ本気で取り組む時です。
痛みはたしかにあります。でも、それはずっと続くわけではありません。改革に伴う痛みは、一時のもの。しかし、その先に得られる変化と成長は、一生モノの財産になります。
■経営者自身が変わる覚悟を
経営において、会社が変わる一番の原動力は「経営者が変わること」です。
・経営者が先送りをやめると、社員も動き出します
・経営者が覚悟を見せると、組織全体が引き締まります
・経営者が痛みに耐えてでも進むと、会社が一段成長します
逆に、経営者が「今はまだ」「痛いのはイヤだ」と後ろ向きだと、組織全体もその空気を敏感に感じ取り、現状維持モードから抜け出せなくなります。
■最後に
私たち中小企業にとって、時間も資源も限られています。だからこそ、「課題と向き合うタイミング」を見誤らないことが大切です。
痛みを避けて、課題を先送りにするか。それとも、痛みに向き合い、未来のために決断するか。
その選択が、3年後、5年後の会社の姿を決めます。
今ある課題を「未来から来たチャンス」だと捉え、勇気を出して一歩を踏み出す。そんな経営者が増えるよう、さらに知恵を絞っていきたいと思います。
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一度切りの人生であれば、当面の痛みを回避して良しとするのではなく、痛みの根本原因と向き合って体質改善しよう。
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