ミセルチカラの磨き方
人が変わらない理由はシンプルだった
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
この暑さの中でも、トンボの姿を見かけると秋の気配を感じますね。
この間は、真っ黒い羽根のきれいなトンボを見かけました。
珍しいと思って調べたら「ハグロトンボ」でした。「神様の使い」とも呼ばれるみたいで、なんかちょっと縁起が良さそうです。
今日は、「自己成長」についてお伝えしたいと思います。
今どきは「自己成長できない」ということを理由に会社を辞める若い人も多いと言われています。
自分のスキルが活かせなかったり、新しい挑戦ができなかったり、社内での将来がまったく見えなかったり…と理由は様々あるようですが、一言で言うなら、自分が思い描くものとのギャップがあるということ。
そして、これは「外的要因」によるものです。環境や状況等、目に見えるものを変えることでギャップが埋まれば、「自己成長」を感じられるということかと思います。
一方で、自分の「内的要因」によって自己成長を妨げることもあります。
自分の感情や思考は目に見えませんから、実際のところ自己成長しているかどうかは分かりません。現に、環境や状況を変えたとしても、自己成長を感じられなくなることもあるわけです。
そこで「内的要因」としてよく言われるのは、「コンフォートゾーンを抜けられないから」ということ。
コンフォートゾーンは自分にとって快適な場所ということですが、人は現状に満足していなくてもそこに留まり続けます。
「嫌なのに何で留まり続けるの?」と思いますが、不満も悩みも、ずっと持ち続けていることに慣れるので、「嫌でもここが安心」ということにしてしまうわけです。
その「コンフォートゾーン」に留まる人には共通することがあると思っています。
「変りたくない」「変えたくない」が根本にあるということ。現状を変えたいという切望感よりも、変化によるリスクへの不安感の方が勝っているということです。いたってシンプル。
「コンフォートゾーンの抜け出し方」というものもたくさん紹介されていますが、そういうものを見るにつけ、「ふ~ん」って思ってしまう自分がいます。
「変りたくないんだから、仕方ないよねぇ…」と。
「仕方ない」と言ってしまうと身も蓋もありませんが、諦めているというわけではなく、そもそも「抜け出す」という発想が、自分の成長や可能性を狭めているだけだと思っているからです。
「抜け出すこと」を目的にすると「抜け出す方法」が必要と思いがちです。
そもそも、今のコンフォートゾーンを決めているのも自分ですし、そのコンフォートゾーンに縛られているのも自分なんです。「抜け出す方法」なんて、誰も教えてくれないし、誰にも分かりません。
人にはそれぞれコンフォートゾーンに留まる理由がありますから、まずは、理由を明確にすることが第一。
そして留まる理由が分かったら、自分の「こうなりたい」「こうしたい」に夢中になるしかありません。夢中になっているときには、不平、不満、不安を超えるものがあるはず。自分の背中を押してくれるのは、本気の切望感だけです。
実は私も最近、自分にとっての「コンフォートゾーン」をつくりかえました。
「嫌でも安心」というコンフォートゾーンから抜け出したのではなく、「こうなりたい」「こうしたい」を叶えるためのつくりかえです。つくりかえるのに時間は必要でしたし、自分の中での葛藤もありましたが、本気の切望感が勝ちました!
この話を始めると長くなりそうなので、これはまた別の機会に…。
それでは、今日も1日お元気で。
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