ミセルチカラの磨き方

2026/04/17

組織が動き出す5ステップ|「はじめちょろちょろ」に学ぶ行動が加速する仕組み

カテゴリー :マネジメント

組織が動き出す5ステップ

社員の行動が止まる理由とは?「はじめちょろちょろ」で再加速させる経営の技術

「計画は立てたのに、なぜ動かないのか。」

新年度が始まると、多くの会社で同じ現象が起きます。

打ち合わせでは盛り上がり、「これならいける」と確信する。

しかし、いざ現場に戻ると、行動は止まり、結果も出ない。

 

この原因を「やる気が足りない」「能力が低い」と片付けてしまうと、本質を見誤ります。問題はそこではありません。

始め方の設計」が間違っているだけです。

 

なぜ行動計画は実行されないのか

 

現場でよく見られるのは、次の3つのパターンです。

  • 行動計画を立てた段階で満足して終わる
  • やろうとしたが、壁にぶつかって止まる
  • 最初から大きくやろうとして空回りする

 

どれも共通しているのは、「最初の一歩」が重すぎることです。

人は、最初のハードルが高いほど動けなくなります。逆に言えば、最初の一歩さえ踏み出せれば、行動は自然と続きます。

 

組織が動き出す5ステップ

 

では、どうすれば行動は動き出すのか。

ヒントは、昔ながらのご飯の炊き方にあります。「はじめちょろちょろ、中ぱっぱ」というあの言葉です。

 

はじめちょろちょろ

中ぱっぱ

じゅうじゅう吹いたら火をひいて

ひと握りのワラ燃やし

赤子泣いてもふた取るな

 

実はこれ、仕事にもそのまま応用できます。

 

1. 小さく始める(はじめちょろちょろ)

 

まずは5分でもいい。とにかく着手する。

 

2. 行動を加速させる(中ぱっぱ)

 

動き出せば、自然とスピードは上がる。

 

3.問題を調整する(じゅうじゅう吹いたら火をひいて)

 

途中で出てくる課題に対して、冷静に修正する。

 

4.最後の一押しをする(ひと握りのワラ燃やし)

 

詰めの一手を入れることで、結果に差が出る。

 

5.結果を見守る(赤子泣いてもふた取るな)

 

やり切ったら、あとは過剰にいじらず見守る。

 

この流れができている組織は、確実に成果を出します。

 

うまくいく会社に共通すること

 

実際に成果を出している会社には、共通点があります。

  • 最初は小さく始めている
  • 途中で必ず調整している
  • 最後に一押しをしている

 

逆に、うまくいかない会社は、最初から大きくやろうとするか、途中で止まります。

つまり、結果の差は「能力」ではなく、行動の設計で決まっているのです。

 

なぜ「5分だけやる」と動き出すのか

 

ここで重要なのが、「やる気」の正体です。

多くの人は、やる気が出てから行動すると考えています。しかし、実際は逆です。

 

行動するから、やる気が出る

これは脳の仕組みとしても証明されています。少しでも手を動かすと、脳が活性化し、そのまま作業を続けやすくなる。だからこそ、「5分だけやる」という設計には意味があります。

 

完璧な計画よりも、小さな着手。これが行動を変える最短ルートです。

 

経営者が設計すべきは「火加減」である

 

ここで問われるのが、経営者の役割です。

社員が動かないとき、「もっとやれ」と強く押すだけでは、逆効果になることがあります。かといって、放置すれば当然動きません。

必要なのは、火加減の調整です。

 

  1. 最初は小さく始めさせる
  2. 動き出したら加速させる
  3. 問題が出たら調整する
  4. 最後に一押しする
  5. やり切ったら見守る

 

この流れを設計することが、マネジメントの本質です。

 

まとめ|組織は「小さく始めた通り」に動く

 

組織の行動は、偶然ではありません。すべて「設計通り」に動きます。

もし今、社員の行動が止まっているのであれば、それは人の問題ではなく、設計の問題です。

 

最初の一歩を、小さくする。そこからすべてが変わります。「はじめちょろちょろ」で構いません。やがて「中ぱっぱ」になります。その流れをつくれるかどうかが、組織の成長を左右します。
 

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