ミセルチカラの磨き方

2026/09/10

「そんな経営者がいるんですか?」から見えた景色

カテゴリー :紐付ける

心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。

ひとつのコメントから、景色が広がった

私が先週書いたブログ「問題を解決するまえに景色を見る」の中で、『点ではなく景色を見る』ということをお伝えしました。

このブログにこんなコメントがあったんです。

「そんな(点で見る)経営者がいるんですか?」

「(そういう経営者の元だと)社員がかわいそうですね」

 

これを見て思いました。

あれ? もしかして「点」が悪者になってる?

点を見ることが悪いと言いたかったわけではありません。むしろ逆かもしれません。

景色は、点から始まる」ということだからです。

 

私は何かに「ん?」と引っかかることがよくあります。

その「何か」と言うところでは、「点」そのもの。

次に、その違和感から「なぜ?」と周りを見ていきます。

すると最初に見えていた一点とは違うものが見えてくるのですが、お伝えする中で「点」という言葉を雑に扱っていたのかもしれません。

反省しました…。

 

「そんな人いるんですか?」自体は素朴な疑問です。

でも、その言葉が出たときに起きていたことを見れば、「そんな人がいる/いない」というところに視線が止まったと言えます。

これが「点を見る」ということにもなります。

 

でも、「点を見るな」ではないんです。

気になる点があったら、そこから顔を上げてみる。

その周りに何があるのかを見る。

そして、もう一度その点を見る。

すると最初と違うものが見えてくる…景色です。


景色は、目の前で起きていることだけではなく、その周りやつながり、まだ見えていないものまで見ようとすることで広がります

そこにいる人は何を見ているのか。

それぞれがどこに立っていて、何と何がつながっているのか。

そして、まだ見えていない向こう側には何があるのか。

 

「点で見る経営者」ということで景色を見るなら、ここから広げていくことができます。

どんな場面で点になっているのか。

なぜその点しか見えなくなっているのか。

普段は景色を見ている人でも、どんなときに点になるのか。

社員側はどんな景色にいるのか。

 

先ほどのコメントでは、「そんな人がいるんですか?」の後、「社員がかわいそう」という結論に落ち着きます。

ではこれが景色かと言うと、ちょっと違います。

「かわいそう」はあくまでもその人の評価だからです。

 

実は、景色を見るときに「景色を飛ばす」ということがあります。

特に処理能力が高い人は、

点を見つける → 意味づける → 分析する → 判断する → 結論

のプロセスがとても速い。

そのために途中で「ほかに何がある?」と立ち止まらなくても、ちゃんとした答えらしきものまで到達できてしまいます。しかも、その答えはかなり筋が通っていたりするので、本人も周りも、景色を見ていないことに気づきにくいわけです。

 

ある意味私も最初に見たのは、「コメント」という「点」です。

その「点」から立ち止まってみたときに複数のことが見えてきました。

  • 「点」という言葉を雑に扱っていた。
  • むしろ「景色」は「点」から始まる。
  • 処理能力が高い人ほど景色を飛ばす。

 

そして、もう一つ。

処理能力が高いほど景色を飛ばしやすいのなら、これは人間だけの話でもありません。

AIも、とても速く答えを出します。

 

こちらが差し出した「点」から、意味づけ、分析、判断をして、あっという間にもっともらしい結論までたどり着きます。

だから私は、AIが出した答えにも「ほかに何がある?」とよく問いかけます。

すると、さっきまで見えていなかったものが見えてくる。

 

点を見ることが問題なのではありません。

  • 点を見つけたら、そこで結論を急がない。
  • 顔を上げて、その周りを見る。
  • そして、もう一度その点に戻ってくる。
  •  

景色は、点から始まります。

あのコメントがなかったら、私もここまで見えていなかったかもしれません。

そう考えると、「そんな経営者がいるんですか?」という一つの点から、ずいぶん景色が広がったものです。

 

それでは、今日も1日お元気で。

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問題を解決する前に「景色を見る」
問題を解決するために必要なのは、目の前の桜をもっと詳しく調べることではなく、一度顔を上げて、景色を見ることなのかもしれません。

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