ミセルチカラの磨き方
ポイ捨て問題に見る「内側の構造」の欠如─モラルだけの話じゃない
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。

12月に入って空気が乾燥していますね。
先頃日本でも香港でも大きな火災がありましたが、この気候が被害をより大きなものにしてしまいます。
香港の大規模火災の原因はこれから検証されるのでしょうが、日頃から作業員のたばこのポイ捨てを目撃していたという情報もありました。
ちょうど昨年、半年以上に渡って大規模修繕工事をしていた我が家もポイ捨て問題があったことを思い出します。竹の足場とか、火に弱い防護シートということはないにしても、火災につながらないとは言えませんから、ゾッとします。
昨日もまた、たばこのポイ捨てを発見。
住人しか通らない場所で、時々落ちている吸い殻。そこを通る住人には、喫煙者はいないのに…。
「たばこを吸い終わったら捨てる」というのは当たり前にしても、「いつどこに捨ててもいい」なんてわけがない。これって「ただモラルの問題なんだろうか?」とも思ってしまいます。
「たばこを吸いたいから吸う」っていうことは、間違ってはいない。
今は屋内の喫煙場所も限られているから、外で吸っている人もよく見かけます。
そして、たばこを持っている反対の手にあるのは、必ずスマホ。ベンチに座ってたばこを吸っている人の手にも、メチャクチャ危険だけど、歩きたばこの人の手にもスマホがある。
たばこを吸うという短時間の間にも、スマホの中にある小さな世界に没入していることに驚きます。
スマホの中にある小さな世界には、ありとあらゆる情報も、SNSを通して見聞きするあんなことやこんなことも、精度の上がったAIとの会話も存在しています。
もちろん私も便利に使っていますけれど、スマホの中にあるものは、全部自分の外側のものなんです。「外側の構造」の中にできあがっているものとも言えます。
その外側の構造の中のことに一喜一憂して、感情が揺れ動き、思考が引っ張られ、行動に現れているわけです。なぜそこまで外側の構造に影響されるかと言えば、自分の「内側の構造」に興味がないからだと思っています。
「気持だってちゃんと感じられるし、自分でいろいろ考えて行動できる」
それは誰もが認識していることです。でも、多くの人は自分の「外側の構造」の中で、感じたり考えたり行動したりしています。
それが悪いとか、間違っているとはいいません。でも、「外側の構造」に影響されて留まり続けることが、こういう悩みの解決を難しくしていることは間違いありません。
こんなにがんばってるのに、なぜ結果がついてこない?
一生懸命伝えてるのに、どうして伝わらない?
これだけやってるのに、なぜ思う通りにならない?
こんなに努力してるのに、前に進まないのはなんで?
頭ではよく分かっているのに、なんで動けない?
心意気は自分の内側の構造の核になるところですし、自分を最適化するためのOSが自分の内側の構造です。
内側の構造についての動画を作りました。こちらからご覧ください。そして、自分の内側の構造について考えてみてください。
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★生き方の構造を整える
「たばこのポイ捨てがダメなことぐらい分かるだろう!」と言いたいところですが、ポイ捨てを問題にもしない、気にもしないでやってしまうというのは.その人の「内側の構造」が大いに関係しているんです…くわばらくわばら。
それでは、今日も1日お元気で。
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「考え方の癖」はどこから来るのか─感情と構造の関係
最善の方法は、自分の考え方の癖が分かった上で相手の考え方の癖を理解することです。
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