ミセルチカラの磨き方

2025/09/04

あなたは大丈夫?SNSが生んだ「主人公症候群」

カテゴリー :セルフイメージ

心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。

セルフプロデュースと主役病の微妙な境界線

「9月に入っても真夏の暑さ対策をしてください」って繰り返し言われていますね。確かに、日中の暑さは相変わらずですから。

なんだか最近は猛暑にしても、線状降水帯による雨にしても、極端過ぎます。

「ちょうどいい」というのは、失われてしまったようです。

 

9月に入りましたから、今年も残すところ3分の1です。

私自身が「どんなことをやりたいか」と考えていた時に目に飛び込んできた言葉がありました。

主人公症候群

 

聞いたことがおありでしょうか?

私は知りませんでした。

 

「自分の人生においては、自分が主人公」と言われます。そして、それはその通りです。

だから、

「自分らしい生き方をする」

「ありのままの自分で生きる」

「自分軸で生きる」

ということがフォーカスされています。

 

かく言う私だって、

「丸ごとの自分で生きる」

「丸ごとの自分でビジネスをする」

と言い続けていますから、

「主人公症候群」っていうのはちょっと驚きました。

 

「主人公症候群」というのは、AIの説明によれば、

自分の人生を映画や物語のように捉え、自分がその物語の主人公であり、すべてが自分中心に展開しているかのように感じる

心理的傾向というもの。

「自分の人生の主役は私」を地で行っているようなものですから、特別悪いことのようには思いません。

 

でも、どんな出来事でも

  • 「自分に関係している」と思い過ぎ
  • 他者との関係を自分軸で勝手に考え過ぎ
  • 自分が特別な存在と思い込み過ぎ
  • 他者に関心が無さ過ぎ
  • 他者の感情に配慮できなさ過ぎ

というのが「主人公症候群」の特徴なんだそう。

 

この「主人公症候群」は、実際の症候群ではありません。でも、生まれた背景を知ると「なるほど」と納得できます。

SNSの普及です。ソーシャルメディアで生まれた表現なのだそうです。

 

SNSに限らず、ネット上には良くも悪くも、常に人から見られる状況が用意されています。現実はどうあれ、主役になれる場が等しくあるということです。そして、自分が「見られる」のと同時に、他者の「主役ぶり」を見ることができる状況でもあります。

そうなると、主役同士の「比較」が生まれますから、少しでも「自分が劣っている」「まるで脇役」とでも思ってしまうと許せなくなります。自分こそが主役なんですから。

「映え」はとっても大事なことになりますし、無理に自分を演出することにもなります。

「自分のコアを揺るぎない力にして自分を整えること」をセルフプロデュースとしてお伝えしてきた私としては、「極端過ぎるんだよぉ~!」って叫びたい気分になりました。

 

セルフプロデュースは「自分の良いところだけを集めて自分を演出することじゃない」と言っていましたけれど、「主人公症候群」は、いびつな形でセルフプロデュースしているわけです。していると思い込んでいると言った方がいいかもしれません。

「自分に目を向けられる」というのは、自己認識の第一歩として大事なことですから、とっても良いことです。でも、その方法を間違ったらしんどいだけのことになる!

そんなのは、セルフプロデュースって言いません。

 

「主人公症候群」にならないためにはこちら。

 ↓  ↓  ↓

想いと言葉をつなぐ体感セッション

日本語には「いい塩梅」という絶妙な表現があるじゃないですか。

極端な味付けでは、料理も「まずい」と感じます。「主人公」であることも、バランスを欠いたら「まずい」です。

それでは、今日も1日お元気で。

 

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