ミセルチカラの磨き方

2026/01/02

2026年、目標を立てる前に考えたい─経営者の判断基準を磨く習慣

カテゴリー :ステージを上げる

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

社長に必要なのは「判断基準の質」を磨くこと

2026年は私が社会人になって40年目、また起業してからちょうど20年目になります。

40年前社会人になる時には、自分が独立起業するなんて想像もしていませんでした。また、20年前、会社を辞めて起業する際は、勢いのまま行動したので、「20年後にはこうなっていたい」というイメージを抱いていませんでした。

 

昨今は「いずれは起業する」ことを念頭に置いて、企業に就職する若者もいます。私も今にして思えば、「あの時、こういうふうにしておけば良かったのになぁ」ということがたくさんあります。

つまり、明確な目標があれば、その目標から逆算して

  • やった方が良いこと
  • やるべきこと
  • やらない方が良いこと
  • やるべきではないこと

が自ずと分かります。

一方、それほど明確な目標がないと、どれが正しい選択なのかは曖昧です。

 

しかしながら、一つハッキリしているのは、

人はその時その時において、自分にとってベストと考える選択をする

ということ。

 

もちろん、このベストというのは、自分にとって第一希望であるという意味ではありません。その時の経済事情や家庭環境によって、本来自分が望んでいるものとは違う選択ということもあります。

しかしながら、たとえそれが誰かのアドバイスに基づくものであれ、なんらかの形で強要されたものであれ、最終的に一つの選択をしたのは他ならぬ自分であるということ。

つまり、明確な目標があるかどうかに関わらず、人は自分がその時にベストであるという選択をしているなら、

選択する際の判断基準の質を上げる

ことが大切になってきます。

 

40年前と比べると、情報量は圧倒的に増えています。このため、誰でも簡単に必要な情報を入手できるようになりました。

しかしながら、情報の中にはいわゆるフェイクニュースもあれば、ある人にとっては正解でも、自分にとっては必ずしも正解ではない情報も含まれています。このため、間違った情報を参考にして自分の選択をする可能性も増えています。

このため、明確な目標を定めた方がより良い選択をできるのは正しいです。

一方、自分の社会人生活を振り返って感じるのは、「目標は変わる」ということ。短期的には変化がなくても、40年前になんとなくでも描いていた目標と、今抱いている目標とは大きく変わっています。

 

新年が始めるにあたり、新たな目標を立てられた方もおられるかと思います。けれども、もし、まだ目標を立てておられないなら、

自分の判断基準の質を磨く

ことを意識しましょう。

 

そのための簡単な方法は「記録を残す」ということ。

その時はベストだと考えた選択も、時間が経つにつれて、実はベストではなかったということがよくあります。しかし、人は「忘れる」という特徴があるので、「あの時、どうして、あの選択をしたのか」を覚えているとは限りません。

そして、覚えていないと、選択の結果が良くなかった時に、「あの人にこう言われたから」とか「あの会社がしつこく勧めたから」といったように、上手くいかなかった責任を他人に背負わせる傾向があります。

 

しかしながら、上手くいかなかった原因を自分以外に求めている限り、判断基準の質は絶対に上がりません。なぜなら、「自分は悪くない」「自分は間違っていない」というモードになると、判断基準をより良くしようという行動につながらないから。

自分が何かしらの選択をした際、どのような情報に基づき、どのように考えて、その選択をしたのかを記録に残しておくと、後から振り返った時に、自分の下した選択を受け止めることができます。

 

正解のない時代は「自分の選択を正解にする」しかないと言われています。そして、自分の選択を正解にするためには、「過去の選択をいったん突き放して検証する」ことがポイント。

この点、記録として文字を残しておくと、頭の中でいろいろと反省したり、後悔したりするよりも、冷静に事実を振り返ることができます。

もし、「どうして、あの時、こんなバカなことをしたのだろう」と思ったら、それはその分自分が成長した証です。


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