知恵の和ノート

2014/09/23

(第29話)先入観を使って情報の渦から脱出する

カテゴリー :業務改善

先入観に固執して視野を狭めるのは半人前の経営者
先入観を活用して視点を磨くのが一人前の経営者

先入観を使って情報の渦から脱出する

本屋で見かけたとある本。

以前からそのタイトルがちょっと気になっていました。

その時は時間がなかったので、その本の著者が誰なのかをちゃんと確認しませんでした。

後日、新聞に出ていた広告で「あの本、Aさんが書いたんだ!」ということが分かり、一気に興味が半減。

著者のAさんとは直接お会いしたことはありません。けれども、ご本人をよく知っている複数の人からその人の日頃の言動を何回か聞いたことがあります。このため、「なぜそのタイトルにしたのか」「なぜ今回の本では著者が顔出ししていないのか」「なぜそこそこ売れている本なのか」がなんとなく分かってしまったのです。

そして、その本の内容がおおよそ推測できたので、「あっ、もう読まなくていいや」と思ってしまいました。

ハッキリ言えば先入観。でも1,500円出してその真偽を確かめるまでもないと判断したのです。

さて、先入観を持つと言えば、普通はあまりいい意味では使われません。

しかしながら、先入観を仮説という言葉に置き換えればどうでしょうか。

同じ話を聞く場合でも、仮説を持って聞くのとただ漫然と聞くのとでは効果が全然違います。

特に今はいろいろな情報があふれかえっている時代。たくさんの情報の中から「これは自社にとって本当に役に立つ情報なのか?」「この情報は信頼できるものなのか?」を判断して見極める必要があります。

もちろん、先入観に固執するあまり視野が狭くなってはいけません

けれども、あふれる情報の中から何が正しいかをすばやく判断するためには自分が持っている知識や情報を基に、​​​​​​​先入観(仮説)を持って目の前の事実にぶつけ、先入観(仮説)が正しいかどうかを検証するという姿勢がより大切になってきます。

仮説は検証してこそ初めて意味を持ちます

仮に「この商品は10,000円なら売れる!」という仮説を立てて販売したところ、「10,000円は高い」という声が多くて商品の売れ行きが悪かった場合、この経験を次の商品開発に活かせます。

この時、最初に立てた仮説が正しいかどうかはあまり重要ではありません。

会社がより着実に事業を続けていくためには、​​​​​​​仮説→検証→修正というサイクルを回していく中で、徐々に仮説の精度を上げていくことがポイントです。

高感度のカメラを使いこなすには慣れが必要なように、経営者の感性を磨くにもある程度時間がかかります。先入観が磨かれていくと勘のいい経営者になります

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