知恵の和ノート

2016/09/20

イノベーションには内なるオープンさが鍵(第133話)

カテゴリー :意識改革

堅い頭で想像し、殻に閉じこもるのは成長が止まる人、柔軟な頭で創造し、殻を打ち破るのが成長し続ける人

イノベーションには内なるオープンさが鍵

オープンイノベーションとは、自社だけでなく他社や大学、地方自治体、社会起業家などが持つ技術やアイデア、サービスなどを組み合わせ、革新的なビジネスモデルや革新的な研究成果、製品開発、サービス開発につなげるイノベーションの方法論です。(Wikipedia参照)

読んで字のごとく

  • (自社のリソースにこだわらず、)オープンであること
  • (単なる新しいサービスではなく、)イノベーションであること

が、その条件になります。

この二つの条件のうち、解釈が難しいのはイノベーションであることです。

先日お話をお聞きしたある大手企業の担当者の方が「オープンイノベーションにも取り組んでいるが、まだ、新サービスのリリースに留まっている」のが現在の課題の一つであると、おっしゃっていました。

しかし、このイノベーション。日本では「技術革新」と訳されることもありますが、米国の経営学者クレイトン・クリステンセンは、「一見、関係なさそうな事柄を結びつける思考」と定義しています。

人類は紀元前の随分前から焼いた肉を食べ、焼いたパンを食べていたのに、両者を組み合わせたハンバーガーができたのは19世紀後半とも20世紀初頭とも言われています。今では当たり前のようなお肉とパンの組合せも、数千年を経て、ようやく日の目を見たイノベーションの一つです。

今世界的にも有名になっているウーバーも、いわば自家用車とスマホの組合せ。言ってみれば白タクの一種ですが、それを、違法なサービスとして排除するのか、画期的なサービスとして称賛するのかは捉え方の違いです。

このように考えると、必要なことは、発想の柔軟性であることが分かります。

先日、訪問したあるクライアント先で、業務プロセスの改善にあたって、「ゼロベースで考えましょう」というお話をしたところ、社員の一人から「『ゼロベース』ってどういうことですか?」というご質問をいただきました。

ゼロベースとは、既存の概念や規制を一度取っ払って、「こんなことはできないだろうか?」「AとBを組合わせてみたら、どうなるだろうか?」というアイデアを自由に膨らませることです。
 

  • こんなことは常識的には無理
  • どうせ誰か他の人がやっているに違いない
  • 言いだしっぺで仕事が増えるのは嫌だ

いろいろとアイデアが思い浮かんでも、余計な邪念が浮かんでくると、最後は差し障りのない、既存商品の一部改良で終わってしまいます

画期的な技術開発がなくても、イノベーションは起こせます。そのためには、他社のリソースを使うというオープンさも必要ですが、まずは、社員一人ひとりがオープンなマインドを持って自由に発想するのがポイントです。

企業の大小に関わらず、社員の頭の中はいろいろなしがらみがあって、必ずしもオープンにはなっていません。

常識を打ち破るのはたいへんですが、まずは頭の中をオープンにしましょう

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