成長支援部からの提言

2016/11/22

(第142話)自分の感情の動きを知って会社を活性化する

カテゴリー :コミュニケーション

経営者が自分の喜怒哀楽を基に指示するのは成長が止まる会社
経営者が会社のルールに則って指示するのが成長し続ける会社

自分の感情を知って会社を活性化する

怒られた部下が上司に対して「パワハラだと感じる」のは53.8%。
一方、怒った側が「パワハラだと感じている」のは16.7%。

日本アンガーマネジメント協会の調査によると、怒った上司と怒られた部下の間では3倍以上の認識のズレがあるそうです。

私が社会人になって最初に怒られたのが、直属の課長から。近くに一緒に出かける際に「さっさっと歩きなさい!」と怒られたのを今でも覚えています。

私自身、歩くのはけっして遅い方だとは思いませんが、課長は急いでいたのか、ほとんど小走り状態。意識して相当速く歩かないとついていけない状況でした。

おそらく、怒った本人は、そんなことなど忘れていると思います。しかし、怒られた方は30年以上前のことでもいまだに覚えています。当時はパワハラという言葉はありませんでしたが、先の調査結果も個人的には納得できる気がします。

経営者の場合、社内では怒ることはあっても怒られることはありません。そして、本人としてはちょっと注意しただけなのに、社員は「社長から怒られた」と感じて、すごく気にしていることがあります。

子供でも悪いことをして怒られた時は自分でもなんとなく自覚があります。けれども、自分では何も悪いことをした覚えがないのに、いきなり怒られると、「なんで???」とすごく戸惑います。

もちろん、認識の違いや本人が知らないルールを教えるという観点から怒るという場合もあります。しかし、問題なのは、​​​​​​​本人の気分によって怒ったり、怒らなかったりすることです。

気分で怒る、怒らないという場合は、怒られる側はなかなか予想がつきません。この時、怒られる側が次に取る行動は、人の顔色を遠巻きにうかがうということです。

「何かあったらすぐに報告しなさい」という指示を出していても、経営者が怖い顔をしている時には社員はなかなか報告できません。「もうちょっと機嫌が良さそうな時に言おう」と考えて、ついつい大事な報告も後回しにしがちです。
 

  • 社員が萎縮している
  • 社員からなかなか意見が出てこない
  • 社員からの報告がいつも遅い

という時、もしかすると、​​​​​​​社員は経営者の顔色をうかがっているということがあります。

日本アンガーマネジメント協会の代表理事の方が繰り返し言っておられたのは、

アンガーマネジメントとはけっして怒らないことではなく、怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らないようになること

です。

怒りに限らず、経営者が感情を上手くコントロールできれば、会社はもっと風通しがよくなります。経営者が思っている以上に経営者の顔色は見られています。

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