成長支援部からの提言

2016/12/27

(第147話)違和感を大切に、主体的に情報を取りに行く

カテゴリー :意識改革

他者の意図と膨大な情報に振り回されるのは成長が止まる会社
自ら意思を持って些細な情報も取り込むのが成長し続ける会社

違和感を大切に、主体的に情報を取りに行く

2015年度の新規開業企業の開業者の平均年齢は42.4歳。

昨日の日経MJの記事の中で日本政策金融公庫の調査に基づく数字として出ていました。

私が独立起業したのが、43歳の時。自分としては割と遅めの起業という印象を持っていたので、最初は「年齢としてはほぼ平均と同じなんだ」という感想を持ちました。

しかし、自分の肌感覚からすると、「それでも、平均値としては高いなぁ

そこで、念のため、日本政策金融公庫のホームページにアクセスして調べてみました。

「2015年度新規開業実態調査」というレポートがあり、確かに「開業時の平均年齢は42.4歳となった。2013年以降平均年齢は3期連続で上昇している。」と、新聞と同じ項目があったのです。

しかし、この調査レポートをよく読んでみると、調査対象は、「日本政策金融公庫国民生活事業が2014年4月から同年9月にかけて融資した企業のうち、融資時点で開業後1年以内の企業7,917社」とありました。

つまり、「開業時の平均年齢は42.4歳」という数字は、あくまで日本政策金融公庫がお金を貸した企業が対象という訳です。すなわち、開業しても融資を受けられなかった企業は調査の対象にはなっていません。

ここから先は、私の推測ですが、

開業後1年以内で融資を受けられる先はある程度開業する前にどんなことをやってきたかという実績が問われる
 ↓
結果として、まだ経験値が少ない若者よりはいろいろと経験を積んだ人の方が融資を受ける確率が高い
 ↓
このため、この調査に基づく開業時の平均年齢は、すべての会社を対象にした開業時の平均年齢よりも高くなる可能性がある

日経MJが先の調査の数字を掲げたのは、「45歳」が一つの分岐点であるという記事の中です。その記事の趣旨からすれば、「開業時の平均年齢は42.4歳」という数字はまさにうってつけの数字です。

私も最初は「なるほど、なるほど」と思ってその記事を読んでいました。しかし、やや違和感が残ったので、念のためと思って原典である調査レポートを調べてみたのです。すると、先の調査対象のことが分かりました。

前述の私の推測が本当に正しいかどうかは分かりません。けれども、自分としてちょっとでも違和感を感じたら手間でも少し深掘りして調べるということは大事です。

情報を発信する側は必ず何らかの「意図」を持っています。ウソの情報を流すことは論外ですが、たとえ事実としては正しい情報であっても、その事実はいくつかの前提条件や制約からできていることがあります。

今年は英国のEU離脱やアメリカの大統領選を始め、大方の予想とは違った結果が出た1年だった気がします。

たくさんの情報に受動的に振り回されるのではなく、主体的に情報を取りに行く。

「より主体的に生きる」、来年はぜひそんな年にしましょう。

 

主体的に生きるためには、自分のコアコンセプトを知ることが有効です。詳しくは「こちら」です。

メールマガジンのご登録

ヒーズでは、弊社の日頃の活動内容や基本的な考え方をご理解いただくために、専門コラム「成長支援部からの提言」を毎週1回更新しており、その内容等を無料メールマガジンとして、お届けしています。

上記のフォームにご登録いただければ、最新発行分より弊社のメールマガジンをお送りさせていただきます。お気軽にご登録いただければ幸いです。