成長支援部からの提言

2019/01/01

(第252話)「行動なくして、結果なし」という教えの盲点を補う

カテゴリー :社員教育

目的や理由を語らず、行動と結果を上から強要するのは成長が止まる会社
目的や理由を語って、行動と結果が自然と結びつくのが成長し続ける会社

「行動なくして、結果なし」という教えの盲点を補う
行動しなければ、結果が出ない。

私自身、何回も聞かされてきたフレーズですし、クライアントさんとのセッションでも幾度となく使っています。


けれども、昨年ある経営者の方から、「『行動しなけれが、結果が出ない』というのは実は何も語っていない」という指摘され、ハッと気がつくことがありました。


行動を促し、実践を奨励する教えとして使われる「行動しなければ、結果が出ない」。しかし、よく考えてみると、行動しなければ、良い結果であれ、悪い結果であれ、結果が出ないのは当たり前です。


ここで問われるのは行動の内容。そして、内容を二つに分けるとすれば、質と量

質の高い行動をしなければ、望むような結果が得られません。また、仮に質の高い行動をしても、タイミングによっては望んだ結果が出ないために、一定の量も求められます。


質を高めるには、目的が必要。

「何のためにやるのか」がハッキリしないと、「より良く」、「より速く」、「より簡単に」といったような改善のポイントは見つかりません。


そして、量を増やすには、理由が必要。

「なぜやるのか」が分からないと、すぐに結果が出ない時に、その行動を地道に続けていくことは難しくなります。また、「行動量が大切だ」と教える成功者は、たいてい質の高い行動ができているので、後は結果を出すまで、数を重ねるだけというケースがほとんどです。


昭和の時代は、社長が「これをやれ!」と一言発すれば、多くの社員はその命令に従いました。一方、平成になると、「社長の指示命令に本当に従うべきなのか」と疑問を持つ社員が増えてきました。


この傾向の良い側面としては、社長の暴走を止められること。

社長だって人間。時には判断を間違えるので、その経営判断がおかしい時には、「それは違っています」と勇気を持って諌める必要があります。


逆に悪い側面としては、たとえ会社として正しい経営判断を下しても、面従腹背して、やらない社員が出てくることです。

つまり、何のために、なぜやるのかという目的や理由をセットで説明しないと、「どうせ、また社長の思いつきでしょ」と、行動しない恐れがあります。


「行動しなければ、結果が出ない」のは当たり前であり、「とにかくやれ!」では、なかなか通用しない時代になりつつあります。


質が高く、量も伴う行動を通して、どのような結果を求めるのか。

今年をより良い年にするために、じっくりと考えてみましょう。

 

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