知恵の和ノート

2019/01/29

好きなことの本質を探って仕事を趣味にする(第256話)

カテゴリー :経営者

仕事と趣味を低次元で分離して、仕事で苦しむのは成長が止まる人
仕事と趣味を高次元で融合して、仕事を楽しむのが成長し続ける人

好きなことの本質を探って、仕事を趣味にする
「仕事が趣味です」

こう書くと、いかにも仕事が大好きな人と捉えられます。


誰でも趣味を持っておられるかと思います。

私の場合は鉄道旅行。いわゆる「乗り鉄」というやつで、列車に乗って、いろいろなところに行くのが好きです。

 

趣味の場合、たとえ同じ趣味であっても、人と比べて、「彼の方が勝っている」、「いや、自分の方が本当はもっとすごい」と感じることは少ないように感じます。

私より鉄道に関する知識が詳しい人もたくさんおられます。また、自分が「乗りたいなぁ」と思っている電車に既に何回も乗っている人もいます。

けれども、より知識の豊富な人に出会っても、「すごいなぁ」と感じることはあっても、そこに劣等感は生まれません。また、憧れの電車に乗った人の話を聞いて、「いつか自分も乗りたいなぁ」と思うことはあっても、まだ乗ったことのない自分を卑下することはありません。


しかし、これが仕事になるとどうでしょうか?

自分の知らない知識や情報をたくさん持っている人に会うと、「まだまだ勉強が足りない」、「もっと頑張らねば」と、できていない自分にフォーカスが向きます

また、自分よりもスゴイ実績を上げている人の話を聞くと、「同じようにやっているのに、どうしてこの差が出るのだろう」と、自己評価が下がります


この違いが生れる要因として、趣味の場合は、「自分はこれが好きなんだから、いいでしょ!」というように、自分独自の世界が確立されていることがあります。そこには、他者と比較して価値が上がるとか、下がるといったものではなく、(他人がどう思おうが)「これでいいんだ!」という確信があります。


一方で、仕事の場合。

たとえ自社オリジナルの商品があったとしても、品質であれ、価格であれ、何かと他社と比較されます。

このため、いくら自分が「これでいいんだ!」という確信を持っていたとしても、売上が上がらない、利益が出ないといったように成果が伴わないと、その確信が揺らぎ始めることがあります。


では、これをどう打開していくのか?

今検証中なのですが、一つは、「趣味の何が好きなのかを抽象化することで、それを仕事に展開する」ということです。


私の例で言えば、単に「電車が好きだから鉄道旅行が好き」では、仕事に応用できません。鉄道会社や旅行会社に勤めるのでもない限り、単に好きだから、それで稼げるということにはなりません。

これでは分析が浅いのです。


そこで、もう少し深掘りしてみると、私の場合、

いろいろな情報を集めて旅行の計画を立てる
 ↓
実際に旅行に出かけて、旅を楽しむ

という二つのプロセスがあります。

つまり、

いろいろな情報を集めて仮説を立てる
 ↓
仮説を基に実行して、結果を検証する

ということが好きなのです。

こう考えると、日々取り組んでいる仕事もまさに「仮説→検証」の繰り返しであることが分かりました。


もちろん、旅行の場合は行けば、「楽しかった」、「いま一つだった」というように結果がすぐに分かります。しかし、仕事の場合、特に難しい課題に取り組んでいると、三歩進んで二歩下がるというようなことが少なくありません。

けれども、趣味と仕事を「仮説→検証」という言葉で結びつけたことで、

  • いろいろと無駄なことにもお金を使って回り道をした→たくさんの情報を集めるためには必要なことだった
  • あの会社の方が売上が上がっている→一見似たように見えるけれど、提供している価値や対象としているお客様が違うので当たり前

ということに気づき、必要以上に自己評価を下げることがなくなりました


趣味であれ、仕事であれ、同じ人間がやる以上、そこに何か相通じるものがあります。

そこを自ら言葉として自覚できれば、まさに「仕事が趣味です」とさらりと、かつ確信を持って言えるのではないでしょうか。

 

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