知恵の和ノート

2019/04/30

平成を振り返り、令和の時代を新たな決意でスタートする(第269話)

カテゴリー :意識改革

問題から目を背け、解決を先延ばしするのは成長が止まる会社
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平成を振り返り、令和の時代を新たな決意でスタートする
「平成」の時代を振り返って、「あなたにとって平成とは?」を一言で表現すると?

これは弊社が主宰している、あるグループで参加メンバーの方に出した問いの一つです。


私にとって平成を一言で表現すると、「壁」です。

昭和61年に社会人になった私は、平成の30年間を最初から最後まで社会人として過ごしてきました。その間、2回の転職を経て、13年前に起業しましたが、仕事をしている中で、多くの壁にぶつかってきました。


先日の東京大学入学式の祝辞で上野千鶴子さんが、「頑張ってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています」とおっしゃっておられましたが、まさに、社会人になると、頑張っても報われるとは限らないことを実感しました。

もちろん、その頑張りが足りなかったということも、多々あります。けれども、他人と同じように、また、時には他人以上に頑張ったとしても、その人と同じような成果を手にできるとは限りません。

そういう意味では、いろいろな壁にぶつっかたように思います。


では、そのような壁にぶつかった時にどうしたか?


今反省しているのは、壁にぶつかった時に、壁を乗り越える壁を壊す、ということをせず、壁を避けるということが多かったということです。その結果として、ずいぶん回り道をしたり、余計な時間を費やした30年だったのです。

過去の「成長支援部からの提言」を読み返すと、「真正面から向き合う」という言葉が何回か出てきます。これは、読者の方への提言という形は取っていますが、実際のところは、自分に対する戒めです。


壁はいったん回避しても、時間が経つと、また同じような壁が出てきます。ならば、その壁を避けて、先延ばしにするのではなく、その時はたいへんでも、壁を乗り越える、壁を壊すことを実践したことが、中長期的にみれば絶対に早道です。

平成の終わりに、自らの反省を込めて、壁と真正面から向き合い、それを突破するを新しい時代における行動指針にしたいと思います。


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