知恵の和ノート

2020/02/11

理にかなった戦略や戦術を十分に活かすための3つのアプローチ(第310話)

カテゴリー :ビジネスモデル

社長の立てた戦略や戦術を社員が消化不良なのは成長が止まる会社
社長の立てた戦略や戦術を社員が活かしきるのが成長し続ける会社

理にかなった戦略や戦術を十分に活かすための3つのアプローチ

強力な高性能エンジンを積んでいるのに、「なぜか思っているほど馬力が出ない」、「燃費が悪くてお金がかかってしょうがない」といった場合、どう対応すれば良いでしょうか?

エンジン自体に問題がないとすれば、

  • エンジンにあったガソリンを使う
  • エンジンの動力を伝えるクラッチをチェックする
  • タイヤを調整する

といった解決策が考えられます。


これらのことを会社経営で考えてみると、「強力な高性能エンジン=社長が考える戦略や戦術」があるにも関わらず、「馬力が出ない=業績アップにつながっていない」、「燃費が悪い=無駄な支出が多い」です。

そして、戦略や戦術自体に問題がないとすれば

  • エンジンに合ったガソリンを使う=社長の考え方に沿った理念を浸透させる
  • エンジンの動力を伝えるクラッチをチェックする=社員に伝える言葉を工夫する
  • タイヤを調整する=古い考え方から新しい考え方に変える

といったことが必要になってきます。


最近弊社のクライアントさんとのセッションを振り返ってみて改めて感じたことは、「個々の会社の戦略や戦術については、その業界に精通している社長さんが自ら考え、立案していることが多い」し、「その戦略や戦術には我々も概ね納得している」にも関わらず、「会社の中で、社長の立てた戦略や戦術が必ずしも十分に社内に浸透し、実践されているとは限らない」ということです。

まさに、前述の「強力な高性能エンジンを積んでいるのに、エンジンの機能を活かしきれていない」状況です。


それに対して、我々がやっているのは、

  • 社長のコアコンセプトを深堀りして、会社の経営理念を見直してみる(=エンジンに合ったガソリンにする)
  • 社長のメッセージを真意が伝わる形で翻訳して伝える(=クラッチをチェックする)
  • 社員の意識や取り組み姿勢を変える(=タイヤを調整する)

です。


せっかく、理にかなった戦略や戦術があるのに、それが十分に活かしきれていないのはたいへんもったいないことです。

もし、高性能エンジンの話にピンと来たら、まずはお気軽にご相談いただければ嬉しく思います。

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