知恵の和ノート

2020/05/12

(第323話)強い思いは粘り強く発信し続けてこそ実現する

カテゴリー :情報発信

自分の思いを伝えるのを途中で諦めて、思いを実現しないのは成長が止まる人
自分の思いを粘り強く伝え続けて、最後は思いを実現するのが成長し続ける人

強い思いは粘り強く発信し続けてこそ実現する

「会えなくても良いから持ってきて!」

先日の母の日。

介護付き老人ホームに入っている義母から家内の携帯電話に連絡が入りました。新型コロナウイルスの影響で今は面会できないため、朝と夜の2回、義母からは電話があります。

その日も、定例の朝の電話が入った後、しばらくして、再度携帯電話が鳴ったのです。既に電話したことを忘れて、また電話してきたのかと思ったら、そうではありませんでした。


義母は脳梗塞で倒れた後遺症で、言葉がすぐに出て来ないことがあります。

こちらの言っていることは100%分かっているのですが、自分の言いたいことがなかなか言葉に出てこないという歯がゆさを本人が一番自覚しています。そして、直接会っている際は、身振りや手振りも使えますが、電話だと言葉だけが頼りなので、余計たいへんなのです。


実は母の日の2日前の金曜日、いつもは2~3分で終わる電話が30分近くかかったことがありました。

本人が苦労しながら伝えたかったのは、施設の人によくしてもらったということ。何とかその事はこちらにも伝わったのですが、用件はそれで終わりではありませんでした。

その日の夜の電話で分かったことは

  • 親切にしてもらった人が今度施設を辞めてしまう
  • ついては、お礼として何か渡したい

とのことで、「明日(土曜日)に何かプレゼントを買って持ってきてほしい」という依頼でした。

 

しかしながら、生憎土曜日には仕事が入っていたので、「悪いけれど、明日は無理」ということを繰り返し伝えて、しぶしぶ納得してもらいました。

我々の理解では「親切にしてくれたスタッフの人は土曜日で辞めてしまう」だったので、義母の希望は叶えられませんでしたが、「まぁ、仕方ないよね」と思っていました。

そして、日曜日にかかったきたのが冒頭の電話です。

 

よくよく話を聞いてみると、

  • 件のスタッフさんが辞めるのは日曜日
  • 今日中(日曜日)に持ってきてもらえれば本人に渡せる

ということでした。

そこで、家内は予定を変更して、近所のお店でちょっとしたお菓子を買って施設へ。義母とは施設の窓際越しに電話で会話し、持っていった品物も無事渡すことができました。そして、その日の夕方、義母から品物を受け取ったスタッフさんからこちらにもお礼の電話がありました。


普段、我々は仕事でいろいろな情報を発信しています。その中には「自分はこうしたい」という意思を込めたメッセージもあります。

幸いにも私は、義母のように、思った言葉を口にすることに不自由するという状況ではありません。しかしながら、時折、こちらの伝えたい思いや考えが相手に伝わらない時に、「どうして分かってもらえないんだ」と非常にもどかしく感じることがあります。

この点、言葉が不自由ながらも、何回も挑戦して、最終的に自分の思ったことを実現させた義母のような粘り強さがあるかと言えば、正直に申し上げて「はい、あります!」と胸を張っては言えません。


伝わらなければ、粘り強く最後まで伝え抜く。

母の日に大切なプレゼントをもらったのは、私の方でした。

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