知恵の和ノート

2020/12/15

(第354話)仕事の断捨離を行う際、検証すべきは自分の判断基準

カテゴリー :コアコンセプト

行動を変えるには感情の奥底にある動きと向き合う

仕事の断捨離を行う際、検証すべきは自分の判断基準

「続けられてすごいですね」

時折このように褒めてくれる方がおられます。

先日も、あるオンラインの打合せで日頃から私の投稿を読んでくれている経営者の方から言われました。

実際10月から新たに始めたnoteも既に50記事以上書いています。

私の場合、「何かを続けてやる」のは比較的得意です。一方で「続けていたことを止める」のはどちらと言えば苦手です。

このため、ビジネス上あまり効果のないことも惰性で続けてしまう傾向があります(汗)。

「なぜ止められないのか?」を自分なりに分析してみると、

たまに小さな成果がある
 ↓
やはり続けていくのは意義があると感じる

という流れがあります。

つまり、

続けていると時には良いことがある
 ↓
続けることの意義を見出せる
 ↓
あまり効果がなくても続けてしまう

のです。

そして、この思考をもう少し深掘りすると、「一度始めたことを途中で止めてしまうのは良くない」という考え方があり、「仕事を中途半端に投げ出すだらしない人と思われたくない」という気持ちが自分の中にあるように感じます。

結局、「続ける」という前提で、日頃行動していると「続けるための理由」がよく目につくようになります。すると、どうしても、効果が少ないので一度始めたことを途中で止めるという選択肢がなかなか取れないのです。

このような場合、仕組みとして「1ヵ月やってそこから生まれる売上が100万円未満なら中止する」というルールを作って対応する方法があります。客観的な基準を作り、撤退ルールをベースに物事を判断するというやり方です。

多くの人が関係している仕事であれば、それぞれの価値観や考え方もいろいろなので、このような統一ルールを作ることは有効です。

一方、弊社のように少人数で仕事をしている場合、このようなルールを作っても「そうは言っても・・・」というように実際に行動する人の思考や感情が優先されることがあります。

すると、せっかくルールを作っても形骸化する可能性があるのです。

このような場合、まずは「一度始めたことを途中で止めてしまうのはだらしなくない」ことを腹落ちさせる方が効果があります。

私の場合であれば、「一度始めたことを途中で止めてしまうのはだらしないと思われるのではないか」という思いがあります。

では、「誰にだらしないと思われるのか?」と自問自答すれば、だれか特定の人がいる訳ではないことに気づきます。

もちろん、私に何万人というファンがいて、毎日SNSで投稿していたのに、急に止めてしまうと「あれ、どうしたのだろう?」と心配してくれる人や、「急に止めるなんてダメだなぁ」と捉える人がいるかもしれません。

しかしながら、そこまでの影響力がない私が一度始めたことを途中で止めたとしても、「誰も関心を持っていない」のがリアルな現実です。

すなわち、「一度始めたことを途中で止めてしまうのはだらしないと思われるのではないか」というのは私が勝手に抱いている妄想であり、事実とは違うということ。

結局、自分で作り出した妄想に縛られて、そこで感じる感情を味わいたくないということが奥底にあるのです。

それよりも、会社として事業を続けていく上で大切なことは、「効果があることは頑張って継続し、効果のないものは途中で止める」という合理的な判断になります。

けれども、合理的な判断を妨げる人の感情の部分は普段あまり意識していません。

このため、知らず知らずのうちに、感情の影響を受けて、非合理的な判断を下して期待しているような結果が出ていないことがあります。

私も独立してから14年以上になりますが、いろいろな経営者の方と接してきて感じることがあります。それは、「頭では理解できても、感情の部分で心底納得しないと、人の行動は変わらない」ということです。

経営者は皆さん、会社の大小に関わらず、一国一城の主です。このため、それなりに頑固な部分があります(笑)。

しかしながら、同じ頑固でも「なぜ、そのことにこだわるのか?」はお一人おひとり違います。それゆえ、一度始めたことをたとえ効果がなくても惰性的に続けてしまう理由も、経営者が100人いれば100人とも異なります。

年末に向けて

  • これからも続けていくこと
  • これからは止めること
  • これから新しく始めること

を整理するべきタイミングです。

そして、時間は有限であるため、何か新しいことを始める際には今までやってきたことを何か止める必要があります。

その際、皆さんなら、何を基準に判断されるでしょうか?

なお、ご自身の「判断基準はどこにあるのか」を知りたい方はこちらも選択肢の一つです。
↓ ↓ ↓
「これさえやれば上手くいく」に振り回されないために、何を基準に考えますか?

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