知恵の和ノート

2021/02/09

(第362話)覚悟を持って社長を諌める社員を育てるために「場」を整える

カテゴリー :意識改革

社長が果てない覚悟を持てば、社員も必ず育つ

覚悟を持って社長を諌める社員を育てるために「場」を整える

覚悟には果てはございませぬ

大河ドラマ「麒麟がくる」の最終回。

主人公明智光秀と細川藤孝が話をする場面で、織田信長を諌める覚悟の有無に関して、藤孝が「どのくらいの覚悟でございましょうか?」と質問した際に、光秀が答えたセリフです。

本能寺の変に向かう光秀の覚悟が垣間見えた瞬間でした。

では、会社の場合。

会社で社長の打ち出した方針に対して「社長、それはおかしいです」と言える社員はおられるでしょうか。

戦国時代と違い、上司の命令に逆らったからと言って、切腹を申し付けられたり、すぐに追放されたりすることはありません。しかしながら、今でも社長に堂々と反論することは社員には相当な覚悟がいることは同じです。

銀行員時代、先輩からは1年目に「支店長の言うことは絶対だから」と教わったことを思い出します(笑)。

ブレインストーミングなどで、自由に意見を出し合う場を設けている会社もあるかと思います。その際、よくあるのは、担当者だけなら比較的オープンな意見が出てくるのに、社長がいると、急に発言が少なくなるということ。

つまり、社長の意見に反対するケースでなくても、「社長にどう思われるだろうか?」という気持ちが先立って、自由闊達な意見が出にくくなるのです。

したがって、社員の考えや意見を積極的に経営にも活かしたいと思っておられるなら、「覚悟もお咎めなしで、自分の意見を言える」場にする必要があります。

「考えて行動する」人を育成するための前提条件の一つは、「場」を整えるです。

ここでいう「場」は、単に「毎月1回ブレインストーミングをやっている」というだけでは不足。ハードとして「場」を設けるだけではなく、ソフト面で「ここでは思ったことをそのまま言っても大丈夫」と参加者が感じるような工夫が必要です。

先日知人の経営者が上司のボヤキのトップ3として、

  • 「ちょっと考えて」
  • 「もう少し深く考えてよ」
  • 「考えが浅い!」

があると、あるSNSで書いていましたが、このようなボヤキは「考えて行動する」人を育てるには、大きな障害になります。

  • 「ちょっと考えて」→「この箇所はどう考える?
  • 「もう少し深く考えてよ」→「他の可能性は考えられる?
  • 「考えが浅い!」→「では、この観点から考えてみよう!

というように、できていない部分を指摘するのではなく、できる方向に導く工夫が要ります。

会社のために「覚悟」を持って、必要な時に社長の間違いを諌める社員を育てるには「人が育つまで、果てなく続ける」という社長の「覚悟」が問われます。

なお、自分の思考の癖が分かると、自分が何に腹落ちして、どのような「覚悟」を持てるのかが分かります。
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(ご参考)
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