知恵の和ノート

2021/04/27

単なる業務効率化のためにDXに取り組むのは本質から外れている(第373話)

カテゴリー :業務改善

流行りの言葉に踊らされずに本質を見極め、新たな価値の創造につなげる

単なる業務効率化のためにDXに取り組むのは本質から外れている

どのような仕事であっても最初から最後まで一人で完結できるものはありません。

例えば、毎週配信しているメールマガジン。

私が原稿を書いていますが、皆さんの所にお送りするにあたって、あるメール配信システムを使っています。システムを使うにあたって毎月利用料を払っていますが、その仕組みはある程度自動化されているとはいえ、日々そのシステムのメンテナンスしている人がおられます。


このように、個人事業主や一人社長として仕事をしている場合でも、実際には多くの人の手を借りて仕事を行っています。しかし、システムを使っている場合や仕組み化されている場合、普段自分の仕事を支えてくれている人の存在に気づきません

前述のメール配信システムについて言えば、最初の申込から日々の運用まですべてウェブで完結するために、何かトラブルでもない限り、そのシステム会社の人とコンタクトすることはありません。

既に10年以上使い続けていますが、一度そのシステムにアクセスができなかったことがあり、問い合わせしたことがあっただけです。その際も迅速に回答いただき、対応してくれたので、私としてはかなり満足しています。


今は盛んにDX(デジタル・トランスフォーメーション)という言葉が叫ばれています。IT化やシステムの利用などで、人手でなくてもできる仕事はできるだけ効率化を図った方がベターです。

一方で、忘れてはならないのは

  • システムを作るのも人
  • システムを使うのも人

であるということ。


先日あるIT関連の協会のトップのお話の中で、「DXとはデジタル技術を使って顧客視点で新たな価値を創出していくこと」という解説がありました。

システム化を考える際には、「人が作業することによるミスや時間を減らせるか」という業務効率化の観点と、「人が使うことによって新たな価値を生み出せるか」という価値創造の観点の両方が求められます。


そして、システムをセールス側はあくまで自社のシステムを売ることが目的であるため、

  • 業務の効率化→会社の業績向上
  • 価値の創造→会社の業績向上

の流れをどう構築するかについては、自社でしっかりと考えて対応しましょう。

効率化で空いた時間や浮いたリソースをどう活用するか」を念頭に置いてこそ、DXを進める意義も増します。


弊社では新しく人材育成の取り組みを始めました。
↓ ↓ ↓
自己認識から始める新しい人材育成
 

自分について明確に認識している人の特徴は以下のように言われています。

・より自信がある
・より創造的である
・より適切な判断を下す
・より強い人間関係を築く
・コミュニケーション能力が高い
・嘘をついたり、だましたり、盗んだりする可能性が低い
・仕事のパフォーマンスが優れ昇進しやすい
・部下の満足度が高い
・会社の収益向上に貢献する

いかかでしょうか? 

良いこと尽くしです。だからこそ、経営者やビジネスリーダーに自己認識が必須と言われるのもよく分かります。

 

新たな価値を創出していくために社員のレベルアップは絶対に欠かせません。

社員教育に力を入れた方が良いのは分かっているが、

・自分が社員を教えている時間がない
・社内に社員教育できる人材がいない
・今までも社員研修をやったが、思ったほど成果が出ていない

ということでお困りでしたら、お気軽にご相談いただければ嬉しく思います

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