知恵の和ノート

2022/01/04

人生100年時代を会社として生き抜くために必要な視点(第409話)

カテゴリー :意識改革

人生100年時代に会社が社員の力を最大限に活かすには年齢で一律に判断するのではなく、一人ひとりの個性や特徴をきめ細かく見極める必要あり。

人生100年時代を会社として生き抜くために必要な視点

今年いただいた年賀状の中では

「いよいよ定年退職の年となりました」

「昨年定年退職し悠々自適の生活を過ごしております」

「本年を持ちまして、年賀状のご挨拶を控えさせて頂きたく」

という文言が目立ちました。


私自身も来年還暦を迎える年になったので、長年サラリーマンとしてご活躍された先輩方は「定年退職→悠々自適の生活→年賀状も廃止」とされる方が多い感じです。

そのような中、ある先輩からは

「私も古希を迎えましたが、病知らずで元気にしております」

というメッセージをいただきました。

 

最初の職場でご一緒させていただいた方ですが、今は年賀状のやり取りだけで、20年以上お会いしたことはありません。

けれども、自筆で書かれていた文字にも力強さがみなぎっており、たまたまかもしれませんが、印刷されていた虎の絵も今にも葉書から飛び出しそうな勢いがありました。


人生100年時代と言われる中、国は企業に定年延長を促し、できるだけ長く働くことを奨励しようとしています。

一方で、昨年サントリーの新浪社長が45歳定年制の議論を持ち出して話題になりました。

しかしながら、年齢というのは人が持っている要素の一つに過ぎません。60歳で「もう働きたくないからいいや」と考える人もいれば、70歳になっても「まだまだ頑張ってみんなの役に立ちたい」という人もおられます。

しかしながら、多くの企業では定年制があり、「60歳で役員になっていなければ、会社を退職する」といった制度が設けられています。


現実問題として、年を取っていくと

・若い頃ほど身体に無理がきかない

・新しいことを覚えるのが億劫になる

・過去の実績をやたらと自慢したがる

人が多くなる傾向にあります。

 

けれども、中には前述の先輩のように、病知らずで元気はつらつな人ももおられれば、新たな資格取得に向けて勉強を続けている方もおられます。

実際、私が所属しているある協会では、70歳を超える諸先輩方がオンラインで開催される研究会に毎回熱心に参加され、若いメンバーと一緒に新しい知見を得ようと頑張っておられます。

つまり、「60歳未満はOKだけれど、60歳以上はダメ」という考えに基づいて経営している会社は、「男性はOKだけれど、女性はNG」と考えて経営している会社と構造的には同じです。


給料が高い割にそれに見合った働きをしていない社員が多いという問題は、仕事の定義と評価の問題です。

日本の場合、従来は年功序列的な人事制度が主流だったので、「年齢が高い社員の中に、もらっている給料が高いけれども、それに見合った仕事をしていない人が多い」のは事実です。

 

しかしながら、経験も豊富で、頭も柔軟で、身体も健康であるにも関わらず、社内で立ち回ることがそれほど上手くない等の理由で、役員にはなれない人が一定の年齢がきたら自動的に

ポストから外れる
 ↓
給料が下がる
 ↓
やる気をなくす

のは、貴重な経営資源の活かし方としてかなりもったいないです。


人は他人を判断する時にどうしても色眼鏡で見がちです。

けれども、働き手がどんどん減っていく中では、今までの常識をベースにした色眼鏡で見た基準でモノゴトを判断していると、かえってチャンスを失います

国が進めているから安易に定年を延長するのではなく、「自社の更なる成長を続けていくために、必要な要素は何か」という観点から、社員の特徴や個性を活かしていきましょう

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