知恵の和ノート

2022/12/27

正解のない未知の世界は赤ちゃんの行動様式を参考にして生き抜くべし(第460話)

カテゴリー :意識改革

正解のない未知の世界では、赤ちゃんのように自分の意思にしたがって「仮説→行動→検証」を繰り返すことで本当に得たい結果が手に入る。

未知の世界は赤ちゃんの行動様式を参考にして生き抜くべし

赤ちゃんは「お腹が空いた」「オムツが濡れて気持ち悪い」といったことを伝えるために、どう行動したらよいかは最初は知りません。

言葉も知らないので、伝える手段は泣くこと。

このため、

自分で仮説を立てる
 ↓
泣き方を変えて、ひたすら泣く
 ↓
ミルクをもらえる

という経験を積んで、「こうすれば目的が達成できるかぁ」と徐々に学んでいきます。


一方、小学校から始める勉強は、いわば正解がある世界。

自分で「もしかしたらこうかも?」と考えても、先生から「それは間違っている」と指摘されることがあります。

自分では納得していなくても、正しい答えを出さないと成績にも響くので、自分独自の仮説を立てることをだんだん忘れてしまいます。


そして、ビジネスの世界

これまでは会社の言う通り、上司の指示通り仕事をしていればOKという意味で正解があったかもしれません。しかしながら、今は昨日までの正解が今日は通用しないということが起こります。

それゆえ、赤ちゃんのように「どう泣いたらミルクをもらえるのか?」を自分で考え、ミルクをもらえるまで、いろいろと泣き方を変えて泣き続ける必要があります。


正解がない世界はある意味怖い世界。

このため、不安を感じる人も多いですが、見方を変えれば、自分でオリジナルの正解を作り出せる魅力的な世界です。


ビジネスで成功者と言われている人はいろいろな成功パターンを持っています。ただ、その成功事例はいろいろな要素が組み合わさって出来上がっています。

このため、ビジネス本などで書かれている成功ストーリーを読んで「自分もこの通りにやろう」と思って、そのままマネしてもなかなか上手くいきません。


先日もクライアントさんとのセッションの中で「このやり方についてどう思われますか?」というご質問がありました。

クライアントさんが読んでおられたのは某コンサルティング会社が書かれたものの一部。普段ご自身がやっておられることと真逆の内容が書かれていたので、疑問に思われてご質問があったのです。


そのコンサル会社のやり方は私も本や講座で学んだことがあります。そして、そのメソッドを使って業績を向上させた事例がいくつもあるのも知っています。それゆえ、そのメソッドをクライアントさんに導入するのもありだと考えています。

ただし、やるなら、そのメソッドの体系を理解し、一定期間徹底的にやるという覚悟がないと成果につながりません。

一見すると、常識とは違うやり方も推奨しているので、中途半端に一部だけ取り入れてしまうと、かえって混乱を招くのではと感じた次第です。


ここで、先の話に戻すと

赤ちゃん:自分の意思に基づき、自分にとっての正解にたどり着く
 ↓
小学生~大学生:自分の意思とは関係なく、先生の示す正解を探す
 ↓
これまでの社会人:自分の意思とは関係なく、会社の指示する正解に従う
 ↓
これからの社会人:自分の意思に基づき、オリジナルの正解を見つける

という流れです。

そして、社会人の場合は、社長であれ、新入社員であれ、一度は正解のある世界を経験しているため、昨今は不安に感じることも多いのではというのが私の仮説です。

仮説→行動→検証
いわゆるVUCAの時代を乗り切るなら、未知の世界で生きている赤ちゃんのように

自分のやりたいことをハッキリさせる
 ↓
その実現のために「仮説→検証→行動」を繰り返す

のが有効です。

 

今年出版させていただいた拙著「『心意気』から始める経営改革のススメ」は、最初の企画書段階のタイトルは「ええやん経営のススメ」でした。

最近は関西弁の「知らんがな」が流行語大賞にノミネートされていましたが、「知らんがな」もいろいろな使い方があります。そして、「ええやん」という関西弁もいろいろなニュアンスがあります。

一部の人にはなんとなく投げやりな意味で解釈されることもあるので、タイトルを変えました。


私が「ええやん」でお伝えしたかったのは、経営者が「これが良い!」と腹落ちした考え方ややり方で仕事をするのがベストであるということ。

「これをやれば必ず失敗する」という原則はあります。一方で、「これをやれば必ず成功する」というすべての人に当てはまる法則はありません。

それなら、ご自身が「これがええやん!」と納得することに挑戦するのが楽しいのではないでしょうか。


2023年をさらに充実した年にしたいとお考えであれば、年末年始でお時間のある時に、拙著「『心意気』から始める経営改革のススメ」をお読みいただければ幸いです。

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