知恵の和ノート
「利益の見える化」に着手したら、間髪入れずに「仕事の見える化」へ(第532話)
会社の利益の源泉は社外にいるお客様。仕事の見える化として、1.見込み客を集める、2.見込み客を教育する、3.見込み客と契約する、4.お客様をファンにする、5.新たな商品を作る、のプロセスや内容が明確になっているかをチェックしましょう。
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
先週のブログで「利益の見える化」でチェックする5項目について書いたのですが、「利益の見える化」に着手した後にクライアントさんに取り組んでいただくのが、
「仕事の見える化」
です。
電卓を叩いて「これぐらいの粗利が欲しい」と計算することはできます。
例えば、
商品の単価:500,000円
商品の原価:300,000円
商品の粗利:200,000円
だから、月間で商品を50個売ったら
粗利10,000,000円
を達成できそうだという目処が立ちます。
ただし、これを達成するには
- 見込み客を集める
- 見込み客を教育する
- 見込み客と契約する
というプロセスが必要です。
また、今月だけでなく、来月も同じぐらい粗利を確保したいなら、一度商品を買ってくれた
- お客様をファンにする
ことも考えなくてはいけません。
そして、同じ商品がいつまでも売れ続けるとは限らないので、
- 新たな商品を作る
ことも欠かせません。
「仕事の見える化」でチェックする5項目とは
- 見込み客を集める
- 見込み客を教育する
- 見込み客と契約する
- お客様をファンにする
- 新たな商品を作る
です。
仕事と書くと範囲が広いので、いろいろな切り口があります。
よくあるのは営業、製造、管理、企画といった業務内容で分けるやり方です。
もちろん、各業務でやることは違うし、求められるスキルも異なります。ただ、それらはあくまで社内における役割分担の違いに基づく切り口です。
会社の利益の源泉は社外にいるお客様なので、まずチェックするのは
- 見込み客を集める
- 見込み客を教育する
- 見込み客と契約する
- お客様をファンにする
- 新たな商品を作る
プロセスや内容が会社として明確になっているかどうかです。
内容はいわゆるマーケティングで考えることと同じです。
これらの項目について
・属人的な業務に留まっていて
・会社の資産になっていない
ことがよくあります。
特にオーナー企業においては
・経営トップの頭の中には入っている
・社員はその指示に従っている
ために、経営者が出張や休みで不在だと仕事が回らない状況もあります。
仕事のやり方の細かい所は変わります。しかしながら、逆にやり方はすぐに変わるからこそ見える化できているかどうかで大きな差が生まれます。
なお、「仕事の見える化」の5項目の中で取り組もうとしているけれど、なかなか上手くいっていないという項目がありましたら、一度お話しさせていただければ嬉しく思います。
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